地元イギリスのコンタがコロナ感染者との濃厚接触で出場不可に [ウインブルドン]
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)が月曜日、2年ぶりの開幕を迎える。
女子シングルスで唯一シードを得た地元選手のジョハナ・コンタ(イギリス)が、彼女のチームの中に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定された者が出たという理由から棄権を強いられた。
オールイングランド・クラブは、第27シードのコンタが陽性だったチームメンバーと濃厚接触をしたとみなされ10日間の自己隔離を義務付けられたと説明した。
2017年ウインブルドンで4強入りしたコンタは、男女含めてCOVID-19の規制により棄権を強いられた最初の参加選手となった。30歳のコンタは、2016年オーストラリアン・オープンと2019年フレンチ・オープンでも準決勝に進出していた。
土曜日に行われた大会前のビデオ記者会見でコンタは、オールイングランド・クラブがウイルス検査と感染経路追跡プログラムを備えた「リスクを最小限に抑えた環境」を作ろうとしていることから自分とチームのメンバーが自宅ではなくホテルに寝泊まりしなければいけないことがいかに異常かについて話していた。
「“バブル・ライフ”と呼ばれる安全地帯での生活については、凄く奇妙だわ。ウインブルドンに行く途中で毎日自分の家の横を車で通り抜けるというのは奇妙なことよ」とコンタはコメントした。
「ここウインブルドンでふたたびプレーできるようになるために払わなければならない小さな代償ということね」
オールイングランド・クラブによればコンタのチームメンバーのひとりが金曜日の朝からCOVID-19の症状を示し、検査を行ったところ結果は陽性だった。
コンタは火曜日に予定されている1回戦でカテリーナ・シニアコバ(チェコ)と対戦することになっていたが、コンタの抜けた場所には予選決勝で敗れたワン・ヤファン(中国)が入ることになった。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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