2021年ウインブルドンで採用される変更点とは?
今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)が月曜日、2年ぶりの開幕を迎える。
セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が24回目、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は20回目のグランドスラム制覇を目指す一方で、他の何人かのビッグネームの姿はウインブルドンのドローの中に見られない。
不在者の中にはWTAランキングのトップ3のうち2人が含まれており、世界ランク2位の大坂なおみ(日清食品)とディフェンディング・チャンピオンで3位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が欠場した。そしてATPランキングのトップ5からも2人が欠けており、休養と回復の必要性を重視したラファエル・ナダル(スペイン)と手首を負傷したドミニク・ティーム(オーストリア)は出場を取り消した。
ウインブルドンは1877年から開催されている最古のグランドスラム大会だが、以下のようにいくつか変更されることがある。
――主審がスコアを読み上げてから次のポイントが始まるまでの25秒をカウントするため、他のグランドスラム大会と同じくサーブクロックが採用される。
――試合前のウォームアップが従来の5分から4分に短縮される。
――すべてのコートではエレクトリックレビュー・システムが採用され、選手はコールにチャレンジすることができる。システムはコート4からコート11に追加された。それでも変わらず、最初のコールを行う人間の審判はいる。2021年オーストラリアン・オープンとUSオープンは線審を廃止したが、ウインブルドンはそうしなかった。
――これは伝統的『ミドルサンデー』の休息日が採用される最後のウインブルドンとなる。2022年からはこれまで13日間だったこのグランドスラム大会は、USオープンやオーストラリアン・オープンと同じ14日間(フレンチ・オープンは15日間)のイベントとなる。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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