2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」（イギリス・ロンドン／本戦6月28日～7月11日／グラスコート）の男子シングルス1回戦で、第3シードのステファノス・チチパス（ギリシャ）がフランシス・ティアフォー（アメリカ）に4-6 4-6 3-6で敗れる番狂わせが起きた。試合時間は2時間2分。

　ウインブルドンに2年ぶり4度目の出場となる22歳のチチパスは、2018年のベスト16が最高成績。前回開催された2019年は、1回戦でトーマス・ファビアーノ（イタリア）に4-6 6-3 4-6 7-6(8) 3-6で敗れていた。

　チチパスはフレンチ・オープン決勝でノバク・ジョコビッチ（セルビア）に敗れたあと公式戦でプレーしておらず、この試合が今季のグラスコート初戦だった。

　ティアフォーは次のラウンドで、バセック・ポスピショル（カナダ）とロベルト・カルバレス バエナ（スペイン）の勝者と対戦する。

　そのほかの試合ではディフェンディング・チャンピオンで第1シードのジョコビッチ、第5シードのアンドレイ・ルブレフ（ロシア）、第8シードのロベルト・バウティスタ アグート（スペイン）、マートン・フチョビッチ（ハンガリー）、ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）、イリ・ベセリ（チェコ）、アンドレアス・セッピ（イタリア）、ケビン・アンダーソン（南アフリカ）、予選勝者のデニス・クドラ（アメリカ）が2回戦に駒を進めた。

　第19シードのヤニク・シナー（イタリア）がフチョビッチに7-5 3-6 5-7 3-6で、第30シードのアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）はクドラに7-5 6-4 6-7(4) 3-6 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。（テニスマガジン）

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）、Qは予選勝者

男子シングルス1回戦｜主な試合結果

○1ノバク・ジョコビッチ（セルビア）[1] 4-6 6-1 6-2 6-2 ●2ジャック・ドレイパー（イギリス）[WC]

○4ケビン・アンダーソン（南アフリカ）6-7(4) 6-4 6-4 7-6(4) ●3マルセロ トーマス・バリオス ベラ（チリ）[Q]

○5アンドレアス・セッピ（イタリア）4-6 6-4 7-5 6-2 ●6ジョアン・ソウザ（ポルトガル）

○7デニス・クドラ（アメリカ）[Q] 5-7 4-6 7-6(4) 6-3 6-3 ●8アレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ（スペイン）[30]

○21イリ・ベセリ（チェコ）6-1 7-5 7-6(5) ●22ヤニック・ハンフマン（ドイツ）

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○23マートン・フチョビッチ（ハンガリー）5-7 6-3 7-5 6-3 ●24ヤニク・シナー（イタリア）[19]

○32アンドレイ・ルブレフ（ロシア）[5] 4-6 6-4 6-1 6-2 ●31フェデリコ・デルボニス（アルゼンチン）

○34フランシス・ティアフォー（アメリカ）6-4 6-4 6-3 ●33ステファノス・チチパス（ギリシャ）[3]

○62ミオミル・キツマノビッチ（セルビア）6-4 3-6 6-3 7-6(1) ●61ファクンド・バグニス（アルゼンチン）

○64ロベルト・バウティスタ アグート（スペイン）[8] 6-2 3-6 6-3 7-6(4) ●63ジョン・ミルマン（オーストラリア）