41歳のビーナスが23回目のウインブルドンでマッチ90勝目をマーク

写真はビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子シングルス1回戦で41歳のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)がミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)を7-5 4-6 6-3で倒し、同大会でのマッチ90勝目を挙げた。

 試合は雨が降り始め、他のコートがプレーを中断する直前に終わった。

 ウインブルドンでビーナスがプレーするのは、今年で23回目となる。彼女はこのグラスコートのグランドスラム大会で5度優勝しており、最後に栄冠に輝いたのは2008年のこととなる。彼女は現在世界ランク111位で、この勝利はオーストラリアン・オープン1回戦以来のものだった。

 第1セットでのビーナスは危機を乗り越えてリードしていく過程で5つのブレークポイントをセーブし、8本のダブルフォールトを克服した末に直面した15回のブレークポイントのうち13本を凌いだ。

 勝利を決めた瞬間びビーナスは「カモン!」と叫び、くるりと回るいつものジェスチャーで勝利を祝った。

 ビーナスは次のラウンドで、レベッカ・ピーターソン(スウェーデン)を6-2 6-1で破って勝ち上がった第21シードのオンス・ジャバー(チュニジア)と対戦する。

 そのほかの試合では第22シードのジェシカ・ペグラ(アメリカ)、第26シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)、リュドミラ・サムソノワ(ロシア)、マディソン・ブレングル(アメリカ)、テレザ・マルティンコバ(チェコ)、ジュ・リン(中国)、予選勝者のクレア・リュー(アメリカ)が勝ち上がり、ボトムハーフ(ドローの下半分)の女子シングルス1回戦がすべて終了した。

 第28シードのアリソン・リスク(アメリカ)はマルティンコバに2-6 6-4 1-6で敗れ、初戦でシードダウンを喫した。(C)AP(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者

女子シングルス1回戦|主な試合結果

○71テレザ・マルティンコバ(チェコ)6-2 4-6 6-1 ●72アリソン・リスク(アメリカ)[28]

○73ジェシカ・ペグラ(アメリカ)[22] 6-3 6-1 ●74カロリーヌ・ガルシア(フランス)

○75リュドミラ・サムソノワ(ロシア)[WC] 6-4 6-2 ●76カイア・カネピ(エストニア)

○83ジュ・リン(中国)6-7(2) 6-3 6-3 ●84モナ・バートル(ドイツ)

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○93マディソン・ブレングル(アメリカ)3-6 7-5 10-8 ●94クリスティーナ・マクヘイル(アメリカ)

○104ペトラ・マルティッチ(クロアチア)[26] 6-7(3) 6-4 6-3 ●103バルバラ・グラチェワ(ロシア)

○108ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)7-5 4-6 6-3 ●107ミハエラ・ブザネスク(ルーマニア)

○118クレア・リュー(アメリカ)[Q] 2-6 6-3 9-7 ●117土居美咲(日本/ミキハウス)

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写真◎Getty Images

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