姉ネリーの快挙に続いてセバスチャン・コルダが初のウインブルドンで躍動「父が来ているというのは超特別なこと」

写真はセバスチャン・コルダ(アメリカ)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の大会2日目は、男女のシングルス1回戦が行われた。

 セバスチャン・コルダ(アメリカ)はここまでのところ、ウインブルドンで素晴らしい時間を過ごしている。

 何よりもまず20歳のコルダは初出場だったこのグラスコートのグランドスラム大会の1回戦で、強力なサービスと攻撃テニスを駆使して3時間半を戦い抜いて第15シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)を6-3 6-4 6-7(5) 7-6(5)で倒した。

 コルダの姉のひとりであるネリー・コルダ(アメリカ)は先週末にLPGAツアーの全米女子プロゴルフ選手権で初のメジャータイトルを獲得したばかりで、女子ゴルフの世界ランキングで1位となった。もうひとりの姉であるジェシカ・コルダ(アメリカ)も13位につけている。

 彼らの両親はチェコの元プロテニス選手で、母のレジーナはトップ30の選手だった。父のペトルは1998年オーストラリアン・オープンで栄冠に輝き、1992年フレンチ・オープンでも準優勝した実績を持っている。

「父がここに来ているというのは、超特別なことなんだ。僕らはあまり頻繁に一緒に旅することはないけど、いるときは本当に特別だよ。特にここ、ウインブルドンではね。超サイコーだよ」と息子のコルダは語った。

 パターンにお気付きだろうか? フロリダ州ブラデントンに拠点を置く21歳のコルダは、初のウインブルドン出場は『超エキサイティング』だと感じている。

 17番コートで息子が大会前週にグラスコートでの初タイトルを獲ったばかりの選手を倒すところを見守った彼の父は『超ハッピー』だったが、それでも「父は試合中に僕が犯したミスを見れば、すぐに指摘してくる」のだそうだ。

 2人の姉が東京オリンピックに参加するのは『超クール』だが、コルダはまだ決断していないと話した。

 セバスチャンと父はネリーが優勝するところを観て『超感動』して『超幸せ』だったそうで、それは一家にとって『超クール』なことだった。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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