「今年が最後じゃない」2回戦敗退のビーナス [ウインブルドン]

2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子シングルス2回戦で、ビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が第21シードのオンス・ジャバー(チュニジア)に5-7 0-6で敗退した。
ビーナスは試合後、相手のプレーを称えた。
「ウインブルドンでは天気が影響しやすいけど、今日は相手がよかった。相手が素晴らしかったので、私は何も言うことがない。ここでプレーするのはいつでも素晴らしいこと。今日はミスが多すぎた。彼女はコートの特徴を生かしていた」
41歳になるが、まだ自分の力を証明する必要があるのかと問われ、否定した。
「何も証明することはない。人生において証明することなどない。すべての人は自分のために呼吸をしている。誰かのために呼吸をすることはないのと一緒。もちろん、来年もここに戻ってきたい。もし、最後になったら、教えるわ。今回が最後じゃない」
妹のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が転倒して棄権したことについて心を痛めている。
「セレナの転倒からの棄権はあまりにかわいそうで見ていられなかった。あのようなことが起きたとき、どんな気持ちなのか痛いほどよく分かる。ここまで努力してきたものが一瞬で無になってしまうのだから。彼女はベストを尽くしているはず。彼女の気持ちは分からないから、本人に聞くべきね。来年の大会で聞いてみたらいいわ」(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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