ジョコビッチがストレート勝利で10回目の準決勝進出、次はシャポバロフと対決「僕は誰かを追っている訳じゃない」 [ウインブルドン]

写真はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の男子シングルス準々決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がノーシードから勝ち上がってきたマートン・フチョビッチ(ハンガリー)を6-3 6-4 6-4で下して同大会では10度目、グランドスラム大会では41回目のベスト4進出を果たした。

 試合後に自ら「非常にいい滑り出しだった」と認めた通り、フチョビッチに対してたちまち5-0とリードしたジョコビッチはそこから3ゲームを連続で落とした。その過程で彼は5つのセットポイントを無駄にしたが、間もなく体勢を立て直して最終的にフチョビッチをストレートで退けた。

 これにより34歳のジョコビッチは、6度目のウインブルドン優勝と20回目のグランドスラム制覇を追い求める挑戦を続けられることになった。さらに今シーズンのジョコビッチはすでにオーストラリアン・オープンとフレンチ・オープンで優勝しており、グランドスラム大会で19勝0敗なのだ。つまり彼は1969年にロッド・レーバー(オーストラリア)がやってのけて以来、男子では誰も成功していない『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を達成する可能性を擁しているのである。

「僕は誰かを追っている訳じゃない。僕は自分の道を切り開いて自分自身の旅をし、自分の歴史を築いているんだ」とジョコビッチはコメントした。

 ジョコビッチは準決勝で、第25シードのカレン・ハチャノフ(ロシア)を6-4 3-6 5-7 6-1 6-4で破って勝ち上がった第10シードのデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する。

 接戦を制したシャポバロフはジョコビッチに対する次の試合を見据え、「言うまでもなく、ジョコビッチは世界最強のプレーヤーだ。でも僕は自分が彼を倒すテニスができると信じている」と語った。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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