マッチポイントを2本凌いだシェイ/メルテンスが接戦の末に女子ダブルスを制す [ウインブルドン]
2年ぶりの開催となる今年3つ目のグランドスラム大会「ウインブルドン」(イギリス・ロンドン/本戦6月28日~7月11日/グラスコート)の女子ダブルス決勝で、第3シードのシェイ・スーウェイ(台湾)/エリース・メルテンス(ベルギー)がベロニカ・クデルメトワ/エレナ・ベスニナ(ともにロシア)に3-6 7-5 9-7で競り勝ちタイトルを獲得した。試合時間は2時間30分。
クデルメトワ/ベスニナは第2セット5-4からのサービスゲームでマッチポイントを2本を凌がれ、最終セットは3-5から挽回してロングゲームに持ち込み2度目のサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎えたが試合を締めくくることができなかった。
ともに元ダブルス世界ランク1位でグランドスラム優勝経験のあるメルテンスとシェイのコンビは、今大会が5度目のダブルス出場。バーボラ・ストリコバ(チェコ)とのペアで前回大会を制していたシェイが2連覇を達成し、アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と組んで今年のオーストラリアン・オープンで優勝したメルテンスは四大大会で今季2勝目を挙げた。
今大会でのシェイ/メルテンスは1回戦でビタリア・ディアトチェンコ(ロシア)/ガリーナ・ボスコボエワ(カザフスタン)を7-5 6-2で、2回戦で土居美咲(ミキハウス)/ビクトリヤ・ゴルビッチ(スイス)を6-1 5-7 6-0で、3回戦で第14シードのエイジア・ムハメッド/ジェシカ・ペグラ(ともにアメリカ)を7-5 6-3で、準々決勝でアレクサンドラ・クルニッチ/ニーナ・ストヤノビッチ(ともにセルビア)を6-1 6-3で、準決勝では第5シードの青山修子(近藤乳業)/柴原瑛菜(橋本総業ホールディングス)を6-4 1-6 6-3で破って決勝進出を決めていた。
ペア結成3大会目だったベスニナとクデルメトワのロシア勢コンビは過去2戦で1勝も挙げることができずに今大会を迎えていたが、準々決勝で第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)を倒すなどして決勝の舞台に辿り着いていた。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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