元世界5位アンダーソンが2019年1月以来のツアー7勝目に王手、20歳のブルックスビーはノーシードから決勝に快進撃 [名誉の殿堂オープン]

写真はバイキング・オープン・ノッティンガムでのケビン・アンダーソン(南アフリカ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「名誉の殿堂オープン」(ATP250/アメリカ・ロードアイランド州ニューポート/7月12~18日/賞金総額53万5535ドル/グラスコート)の男子シングルス準決勝が行われ、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)とジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)がタイトルをかけて初対決することになった。

 第8シードのアンダーソンが第1シードのアレクサンダー・ブブリク(カザフスタン)に4-6 7-6(3) 7-5で競り勝ち、ブルックスビーは第7シードのジョーダン・トンプソン(オーストラリア)を6-3 7-6(3)で倒した。

 元世界ランク5位でグランドスラム大会準優勝歴2回のアンダーソンは、2019年1月のプネー(ATP250/ハードコート)以来となる決勝でATPツアー7勝目を目指している。過去のツアー決勝での戦績は、6勝13敗となっている。

 2020年シーズンに膝の手術を受けて復帰途上にあるアンダーソンは、「僕にとって大きな前進の一歩だ。今大会でいくつもの試合を勝ち抜けたことは、進歩の過程での重要なステップだ」とコメントした。

 今シーズンを310位でスタートした20歳のブルックスビーはチャレンジャー大会で3勝を挙げるなどしてトップ150入りを果たしたが、ツアー大会の本戦でプレーするのは4度目に過ぎない。過去3戦はいずれもグランドスラム大会で、2019年USオープンではトマーシュ・ベルディヒ(チェコ)を6-1 2-6 6-4 6-4で倒して1勝を挙げていた。

 気温が27度ほどから少し落ちた中、ブルックスビーは霧に包まれて終わった試合で最後の3ポイントを取って勝利を決めて45年の大会史上2番目に若いファイナリストとなった。トンプソンのフォアハンドがアウトとコールされ、チャレンジしたが判定の正しさが裏付けられて試合は2時間1分で終了した。

「第2セットの終盤にいいプレーができるようになり、その自信をタイブレークに持ち込むことができた」とブルックスビーは振り返った。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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