「できるだけ勝って日本に明るいニュースを届けたい」オリンピック1回戦突破の錦織圭 [東京2020]
1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、日本の錦織圭(日清食品)が第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-3 6-4で倒した。
「凄くいいフィーリングでいいプレーができた。これほどいいプレーができてトップ10プレーヤーを倒したのは2年ぶりかな。緊張するかなと少し心配していたけど、問題なかった。特に初戦で緊張しなかったのはいい兆候。1回戦はいつも難しいものだけど、今日の自分のプレーには満足している」
オリンピック3大会に出場して経験を重ねてきた。
「観客がいればもっと楽しめるだろうけど、現状を受け入れるしかない。自分がすべきことに集中してコート上ではあまり考えすぎないようにしている。過去の経験は大きな助けになる。初めてのオリンピック(2008年北京大会)ではすごく緊張して、悪い思い出として残っている。でもそれから多くの経験を積んで精神的に強くなり、今はいいプレーができている」
日本でプレーすることの意味を語った。
「小さい頃からいつも夢見ていたこと。特にコロナ禍では、僕ができるだけ勝てば明るいニュースを届けることができる。今週はそれを目標にしている」
錦織は2回戦でマルコス・ギロン(アメリカ)と対戦する。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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