男子ダブルスに専念したラムがソールズベリーとのコンビでタイトルを獲得 [オーストラリアン・オープン]
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/1694/images/main_07dfbb4d247ce0ce2af3d710fd168cf25a350795.jpg?w=850)
今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)は大会最終日、男子ダブルス決勝。
この種目に集中しようと決めたラジーブ・ラム(アメリカ)の決断は、結果的に大きな成果を生んだ。彼はジョー・ソールズベリー(イギリス)とペアを組み、男子ダブルスのタイトルを獲得したのだ。
第11シードのラム/ソールズベリーは第1セットの序盤から試合の舵を握り、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマックス・パーセル/ルーク・サビル(ともにオーストラリア)を70分のうちに6-4 6-2で倒した。
これはラムにとって、グランドスラムで2度目のタイトルだ。彼は昨年の全豪でバーボラ・クレイチコバ(チェコ)と組み、ミックスダブルスを制していた。クレイチコバは今大会でニコラ・メクティッチ(クロアチア)とのコンビで臨み、同じロッド・レーバー・アリーナで前夜に連覇を達成していた。
彼は昨年末に体調を壊したときに、メルボルンでミックスダブルスを欠場しなければならないことを伝える電話をした。
「望んでいたオフシーズンを送ることができなかった。おかげでしっかりした準備ができない状態でオーストラリアに、ATPカップ(パース)に到着することになったんだが、感触はよくなかった」と彼は明かした。「そこで僕は、これは自分の健康のためにもパートナーのためにもよくないと思い電話をした。そんな訳で、追加的種目(ミックスダブルス)をプレーすることはよくないと判断したんだよ。もしかしたら、キャリアの残りを通してこの決断を遵守するかもしれない」。
この勝利で35歳のラムは、オーストラリアン・オープンの男子ダブルスで優勝した2013年のブライアン兄弟以来のアメリカ人選手となった。これはラムにとって58回目のグランドスラム男子ダブルス出場であり、決勝進出は初のことだった。
一方で27歳のソールズベリーは今回が8度目のグランドスラム出場で、決勝進出は初めてのことだった。彼はフレデリック・ニールセン(デンマーク)とのコンビで参戦した2018年のウインブルドンで4強入りしたことがあったが、今や2016年にブルーノ・ソアレス(ブラジル)と組んで優勝したジェイミー・マレー(イギリス)以来となる同種目でのイギリス人チャンピオンだ。
21歳のパーセルと25歳のサビルは1998年、つまりパーセルが生まれる以前のトッド・ウッドブリッジ/マーク・ウッドフォード以来となるオーストラリアン・オープン決勝に進出したオーストラリア人同士のペアとなった。
(APライター◎ブルース・マシューズ/構成◎テニスマガジン)
※写真は左からラジーブ・ラム(アメリカ)、ジョー・ソールズベリー(イギリス)、マックス・パーセル(オーストラリア)、ルーク・サビル(オーストラリア)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
Pick up
-
2024-07-12
大坂なおみが出場表明!「東レPPOテニス」最速先行チケット販売は7⽉12⽇(⾦)よりe+(イープラス)で
1984年の開始以来、国内最高峰の国際女子テニス大会として
-
2024-06-14
2024ウインブルドン 大会まとめページ
2024ウインブルドン 大会まとめページ2024年7月1日(
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Pick up
-
2024-07-12
大坂なおみが出場表明!「東レPPOテニス」最速先行チケット販売は7⽉12⽇(⾦)よりe+(イープラス)で
1984年の開始以来、国内最高峰の国際女子テニス大会として
-
2024-06-14
2024ウインブルドン 大会まとめページ
2024ウインブルドン 大会まとめページ2024年7月1日(
-
2024-05-03
『テニスフィジバト道場』(横山正吾 著)テニスプレーヤーのための最新フィジカルトレーニング
Tennis Magazine extraシリーズテニスプレ
-
2023-10-30
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「あなたは必ずゲームがうまくなる! [ドリル編]」(堀内昌一著)
「テニス丸ごと一冊 戦略と戦術」シリーズの第4巻、テーマは「
-
2024-02-05
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(荒木尚子/著)
子どもが主体的に動き出すために大人はどうかかわればよいのか(
-
2022-12-05
勝つための“食”戦略 『最新テニスの栄養学』(高橋文子著)
Tennis Magazine extra シリーズ最新テニ
Ranking of articles
-
2024-07-04
ITFがパリ五輪テニス競技のエントリーリストを発表、日本勢は錦織圭&ダニエル太郎&大坂なおみ&内島萌夏&青山修子/柴原瑛菜が選出
-
2024-07-15
ウインブルドン2024|トーナメント表
-
2024-07-21
16歳以下は駒田瑛人(兵庫/ラボキッズJr)と石田実莉(兵庫/神戸野田高)が単複2冠 [2024関西ジュニア]
-
2024-07-21
12歳以下シングルスは安居院咲空(滋賀/ARROWS T.S.)と坂本愛実(奈良/ダイヤモンドTC学園前)が優勝、安居院は単複2冠 [2024関西ジュニア]
-
2024-07-21
14歳以下シングルスは安藤大貴(大阪/江坂テニスセンター)と西脇美結(大阪/TEAMSTUFF)が優勝、西脇は単複2冠 [2024関西ジュニア]