上地結衣が3年ぶりの優勝、単複2冠に輝く [オーストラリアン・オープン:車いすの部]

今年最初のグランドスラム「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・メルボルン/本戦1月20日~2月2日/ハードコート)の車いすの部の女子シングルス決勝で、第2シードの上地結衣(三井住友銀行)がアニーク・ファンクォト(オランダ)を6-2 6-2で下し、3年ぶりの優勝を飾った。試合時間は1時間9分。
グランドスラムのシングルスで上地がタイトルを獲得したのは、2連覇を果たした2018年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算7度目(全豪2回、全仏3回、全米2回)となる。
上地はジョーダン・ワイリー(イギリス)とのペアで出場したダブルスを制しており、単複2冠を達成した。
全豪に7年連続出場だった25歳の上地は、3度目の決勝進出を果たした2017年に初タイトルを獲得。昨年は決勝でディーダ・デ グロート(オランダ)に6-7(6) 4-6で敗れ、2年連続準優勝に終わっていた。
この結果で上地は、ファンクォトとの対戦成績を31勝19敗とした。昨年の全豪では準決勝で対戦し、上地が6-1 6-4で勝っていた。
今大会での上地は、1回戦でジョーダン・ワイリー(イギリス)を6-2 7-6(5)で、準決勝ではクオザード・モンジェーヌ(南アフリカ)を6-3 7-5で下して決勝進出を決めていた。
この試合は前日に行われる予定だったが、雨天により最終日に延期となっていた。
車いすテニスは男女シングルス各8ドロー、男女ダブルス各4ドローで争われる。
昨年の大会では、シングルスでグスタボ・フェルナンデス(アルゼンチン)とデ グロートが優勝。ダブルスはヨアキム・ジェラード(ベルギー)/ステファン・オルソン(スウェーデン)とデ グロート/ファンクォトがタイトルを獲得した。
※写真は車いすの部の女子シングルスで優勝を果たした上地結衣(三井住友銀行/左)と準優勝のアニーク・ファンクォト(オランダ/右)
撮影◎毛受亮介 / RYOSUKE MENJU
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