「国籍を変えた選手はたくさんいる」カザフスタン代表として3位決定戦に挑むリバキナ [東京2020]

準決勝でベリンダ・ベンチッチ(スイス)に敗れたエレナ・リバキナ(カザフスタン)(Getty Images)


 1年遅れでの開催となる世界的なスポーツの祭典「東京オリンピック2020テニス競技」(東京都江東区・有明コロシアムおよび有明テニスの森公園コート/7月24日~8月1日/ハードコート)の女子シングルス準決勝で第9シードのベリンダ・ベンチッチ(スイス)に6-7(2) 6-4 3-6で敗れた第15シードのエレナ・リバキナ(カザフスタン)が敗因を語った。

「メンタルではなくフィジカルの問題だった。第1セットを取るチャンスがあったのに…。取れていればもっと楽な展開になったはず。チャンスはたくさんあったけど、生かせなかった」

 モスクワ出身だが、3年前に国籍をカザフスタンに変更した。

「カザフスタンを代表して戦えることをうれしく思っている。何とかメダルを獲りたい。カザフスタンのテニス協会は凄くサポートしてくれた。それが変更した理由。彼らも私のことを信じてくれている。それが一番大事なこと。それに国籍を変えた選手は私だけじゃなく、たくさんいる」

 一度負けたあとに銅メダルにチャレンジする難しさ。

「もちろん、難しい。普通は負けたら、その大会はもう終わりだから。でも3位決定戦まで1日あるから、気持ちをリセットして最後の戦いに備えたい」

 最後の試合に向けて修正したい点。

「重要な場面でのサービスをかなり改善したい。あとは判断力かな。重要な場面で自分が選んだ戦術が正しくなかったように思った」

 リバキナは3位決定戦で、第4シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)と対戦する。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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