男子団体スタート! 3回戦でセンバツ決勝カードが再現 [北信越インターハイ]

勝負を決めた湘南工大附のS2山田雅貴


 8月2日から8日まで長野県松本市を舞台に開催される北信越総体(インターハイ)のテニス競技「第78回全国高等学校対抗テニス大会(団体)」「第111回全国高等学校テニス選手権大会(個人単複)」。大会初日の2日は男女団体の1・2回戦が8ゲームズプロセットで、浅間温泉庭球公園、やまびこドーム、信州スカイパーク庭球場を舞台に行われた。

 昨年はコロナ禍で中止を余儀なくされたインターハイ。2年ぶりの夢舞台に全国を勝ち抜いてきた高校生たちが躍動した。絶好の天気に恵まれたものの、新型コロナウイルス感染予防のため各会場は無観客。声援もなく、チームメートたちの拍手だけが選手たちを熱く鼓舞した。

 男子団体は強豪が順当に明日へと駒を進めた。今春のセンバツを制し、2019年に続く大会連覇を目指す相生学院(兵庫)は初戦となった2回戦で金沢(石川)に3勝0敗と完勝。ダブルス→シングルス1→シングルス2と展開される中で隙を見せなかった。

 センバツでは16強で不覚をとった東京学館浦安(千葉)、センバツ4強の名経大市邨(愛知)、関西(岡山)、古豪・柳川(福岡)も3回戦に進出。四日市工(三重)は初戦の2回戦で神奈川王者の慶応義塾(神奈川)と激突し、徳丸真史監督は「個々の力は相手のほうが上だったかもしれない」と接戦が予想されたが、自慢のダブルスで先制すると、2年生エースの眞田将吾が菅谷優作とのS1対決を制した。

相生学院のS1南颯汰

 肝を冷やしたのはセンバツ準優勝の湘南工大附(神奈川)だ。1回戦は磐城(福島)をストレートで下したものの、麗澤瑞浪(岐阜)との2回戦はもつれにもつれた。ダブルスを落とし、S1をキャプテンの田中佑で取り返して迎えたS2対決。山田雅貴は5-7の第13ゲームで麗澤瑞浪・淺野洸司にマッチポイントを握られながら、驚異的な粘りで逆転勝利をおさめた。

 薄氷を踏む勝利となった湘南工大附の瀬野圭紀監督は「勝つとしても接戦になると思っていた。S2はどちらに転んでもおかしくない試合だったが、S1で田中が競ることなく一気に抜けてくれたのがS2に繋がった」と振り返る。3回戦ではセンバツ決勝の再戦となる相生学院との対戦。注目の一戦となることは間違いない。

浪速(大阪)のS2小嶋修史

 初出場組は明暗が分かれた。センバツで3回戦敗退だった広島国際学院は初戦の2回戦で強豪・東海大菅生に逆転勝ち。1回戦で秋田商(秋田)を下した浪速(大阪)も2回戦でS2対決にもつれる鳳凰(鹿児島)との激戦を制した。海星学院(北海道)も初戦の2回戦で海星(長崎)に勝利をおさめたが、高崎商大附(群馬)は1回戦で沖縄尚学(沖縄)に敗れた。

 高崎商大附の清水克彦監督は、「キャプテンの2年生・富田一星を中心に1年生4人のチーム。昨年は出場もできなかった。もう少し余裕を持って大会前に調整できていればという思いはあるが、経験が次への糧になるし、来年はさらに層が厚くなる。何より選手たちが伸び伸びプレーできていた」と初のインターハイの舞台で躍動した選手たちのさらなる成長に期待していた。

高崎商大附のD澤入春斗/大野真寛

 大会2日目の3日は、男女ともに団体戦の3回戦・準々決勝が浅間温泉庭球公園で行われる。試合開始時間は9時の予定。

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編集部◎杉浦多夢 写真◎菅原淳、BBM

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