ナダルが左足のケガを理由にトロントの大会を欠場「一度戻って回復する方法を見つけなければならない」

写真はシティ・オープンでのラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「国立銀行オープン」(ATP1000/カナダ・オンタリオ州トロント/8月9~15日/賞金総額348万7915ドル/ハードコート)に第2シードで出場予定だったラファエル・ナダル(スペイン)が火曜日にここ数ヵ月に渡って煩わされている左足のケガを理由に棄権し、USオープンに向けた準備を一時中断した。

 グランドスラム大会を20回制したナダルが欠場したことで、予選決勝で敗れたフェリシアーノ・ロペス(スペイン)がラッキールーザーとして本戦に入ることになった。

「僕は一度戻って、ふたたび回復する方法を見つけなければならない。結局のところ、僕にとってもっとも重要なのはテニスを楽しむことなんだ。今は痛みがあり、それができない状態だ」と同大会で5度優勝しているナダルはコメントした。

「そして僕は今、自分が本当に必要があることのために戦えるチャンスがあると思えない」

 先週のワシントンDCでプレーしたナダルは初戦でジャック・ソック(アメリカ)に第3セットのタイブレークを制して勝ったが、2試合目でロイド・ハリス(南アフリカ)に3セットで敗れていた。35歳のナダルはそこでも、足の問題に煩わされていた。

 それは彼にとって、2ヵ月ぶりの大会出場だった。6月11日にフレンチ・オープン準決勝でノバク・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたあと、ナダルはケガのためにウインブルドンと東京オリンピックを欠場して3週間ほど練習もできなかった。

 ナダルは火曜日にワシントンDCでのことについて、「特に最初の試合で、僕は苦しんだ。練習でもかなりきつかったけど、常によくなることを期待しているよ」と話した。

 今年最後のグランドスラム大会であるUSオープンは、8月30日に開幕する予定になっている。ナダルは昨年の大会に出場しなかったが、最後にプレーした2019年には優勝を遂げていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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