鬱病を乗り越えたカナダのマリノがバドーサを倒して進撃を継続 [国立銀行オープン]

写真はレベッカ・マリノ(カナダ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「国立銀行オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月9~15日/賞金総額183万5490ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、世界ランク220位のレベッカ・マリノ(カナダ)がパウラ・バドーサ(スペイン)を1-6 7-5 6-4で倒して進撃を継続させた。

 今大会にワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したマリノは、1回戦で第16シードのマディソン・キーズ(アメリカ)を破る番狂わせを演じていた。マリノは2011年7月に世界ランク自己最高38位をマークしたが鬱病のために5年近くツアーを離れ、復帰後は深刻な足のケガに苦しめられていた。

「トップ100やトップ50の選手に勝つのは、どんなときでも気分がいいものね。特に私の場合、ランキングを戻そうとしているところだから尚更だわ」とマリノは試合後にコメントした。

 マリノは次のラウンドで、ワイルドカードを得て参戦したスローン・スティーブンス(アメリカ)を7-6(4) 4-6 6-4で破って勝ち上がった第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と対戦する。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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