プリスコバがサバレンカを倒して決勝進出、ジョルジはキャリア最大のタイトルに王手 [国立銀行オープン]

写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「国立銀行オープン」(WTA1000/カナダ・ケベック州モントリオール/8月9~15日/賞金総額183万5490ドル/ハードコート)の女子シングルス準決勝で、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が第1シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)を6-3 6-4で下して今季初優勝に王手をかけた。

「この試合で勝つためにやるべきことをしっかりやっただけよ。目覚ましい勝ち方ではなかったかもしれないけど、私はそれを受け入れたの。だから私はクレイジーなウィナーを狙いにいったりはしなかったわ。彼女のほうは、やや打ち過ぎていたかもしれないわね。そのせいで多くのミスを犯していたから」とプリスコバは振り返った。

 もうひとつの準決勝では、カミラ・ジョルジ(イタリア)がジェシカ・ペグラ(アメリカ)とのノーシード対決を6-3 3-6 6-1で制した。29歳のジョルジはツアー通算2勝を挙げているが、WTA1000レベルの大会で決勝に進出するのはこれが初めてとなる。

 プリスコバはジョルジとの直接対決で5勝3敗とリードしているが、今シーズンに限るとジョルジの2戦2勝となっている。ハードコートでは先月の東京オリンピックの3回戦で対戦し、ジョルジが6-4 6-2で勝っていた。

 相手が決まっていなかった時点で記者会見に臨んだプリスコバは、「確かに私は今年、彼女たちに負けているわ。でも決勝では一度も対戦していないの。決勝は1回戦や2回戦とは違うものよ」とコメントした。

「今週の私は、かなり安定したプレーができていると感じているの。もしかしすると、今年の決勝で“三度目の正直”が起こるかもしれないわね」

 キャリア最大のタイトルにあと1勝と迫ったジョルジは「私は今、これまでよりもいいプレーをしていると感じているの。ショットの選択がよく、いつプレーのリズムをゆっくりにすべきかなどの判断がうまくできているわ。自分のテニスがより多彩になっている感じかしら。これは重要なことよ」と話し、自信をにじませた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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