サスノビッチが2試合で4時間37分を戦い8強入り「常に長い試合の準備ができていなければならない」 [テニス・イン・ザ・ランド]
WTAツアー公式戦の「テニス・イン・ザ・ランド」(WTA250/アメリカ・オハイオ州クリーブランド/8月22~28日/賞金総額23万5238ドル/ハードコート)の女子シングルス2回戦で、アリャクサンドラ・サスノビッチ(ベラルーシ)が第5シードのナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)に6-7(7) 6-4 6-4で競り勝ちベスト8に進出した。
世界ランク37位のポドロスカは第2セットのセットポイントでダブルフォールトを犯し、第3セットでは相手のマッチポイントのお膳立てをすることになってしまった第10ゲームでの2本を含む4度のダブルフォールで墓穴を掘ることになった。
最初のマッチポイントを逃さず仕留めた世界99位のサスノビッチは、今大会でここまでの最長となる2時間46分の試合を終わらせた。彼女はクリーブランドでプレーした最初の2試合で、誰よりも長い4時間37分をコートで費やした。
「常に長い試合の準備ができているようでなければならないわ。メンタル的に用意ができていなければならないし、たくさん走る準備ができていなければいけないの。私は非常に厳しい相手と対戦したけど、そんな試合に勝ったときは常に素晴らしいわ。いい気分よ」とサスノビッチはコメントした。
サスノビッチは次のラウンドで、ポロナ・ヘルツォグ(スロベニア)を7-6(5) 7-5で破って勝ち上がったイリナ カメリア・ベグ(ルーマニア)と対戦する。
第1シードのダリア・カサキナ(ロシア)は最後の4ゲームを連取し、シンシナティ出身で19歳のキャサリン・マクナリー(アメリカ)に2-6 6-4 6-2で逆転勝利をおさめた。
33分で第1セットを落とした世界26位のカサキナは、第2セットでマクナリーが4-4に追いついたときにはフラストレーションからラケットを地面に放り投げた。しかしそのあと彼女は落ち着きを取り戻し、鋭いフォアハンドを駆使してセットを取り返した。
第6シードのマグダ・リネッテ(ポーランド)はトップ400でもっとも若い16歳のリンダ・フルヴィルトバ(チェコ)を7-6(2) 6-4で退け、カサキナに対する準々決勝に駒を進めた。また第7シードのサラ・ソリベス トルモ(スペイン)は対戦相手のベラ・ズボナレワ(ロシア)が右足首のケガでプレーすることができなかったため、不戦勝で8強入りが決まった。
ダブルスでは第4シードのベサニー・マテック サンズ/シェルビー・ロジャーズ(ともにアメリカ)がユリア・ワハチク(ドイツ)/レナタ・ボラコバ(チェコ)を6-3 6-2で下し、ベスト4に一番乗りした。
この大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となる大会が多い中、WTAツアーのカレンダーに新たに追加されていた。(APライター◎ブライアン・デュリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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