初のタイトル防衛を目指す大坂なおみが2大会ぶりのグランドスラム復帰戦へ、初戦の相手は世界86位ブーズコバに決定 [USオープン]
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)のドロー抽選が行われ、男女シングルスの組み合わせが発表された。
メンタルヘルスの問題に対処するためフレンチ・オープンを1回戦勝利後に棄権したあとウインブルドンも欠場した大坂なおみ(日清食品)のグランドスラム大会復帰戦は、23歳のマリー・ブーズコバ(チェコ)に対する試合で幕を開ける。
世界ランク86位のブーズコバはUSオープンでの0勝3敗を含め、グランドスラム大会での戦績は1勝10敗となっている。両者は昨年1月にオーストラリアン・オープン1回戦で一度顔を合わせており、大坂が6-2 6-4で勝っている。
さらに先を見れば大坂は、4回戦でグランドスラム大会優勝歴3回で第16シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)か第21シードで17歳ののコリ・ガウフ(アメリカ)と対戦する可能性がある。大坂は2019年USオープンでガウフを破ったが、2020年オーストラリアン・オープンではそのときの雪辱を許していた。
第3シードの大坂は今大会のディフェンディング・チャンピオンで、これまでにグランドスラム大会で獲得した4つのタイトルすべてをハードコートでものにしている。
シード勢が順位通りに勝ち上がった場合、女子シングルス準々決勝では第1シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)と第7シードのイガ・シフィオンテク(ポーランド)、第2シードのアーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)と第8シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、大坂と第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)、第4シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)と第6シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)が顔を合わせることになる。
ニューヨークでの8つを含め2人合わせてグランドスラム大会のシングルスで「30」のタイトルを獲得してきたセレナとビーナスのウイリアムズ姉妹(アメリカ)は水曜日、それぞれ脚のケガを理由に出場を取り消した。また同日には2020年オーストラリアン・オープン優勝者のソフィア・ケニン(アメリカ)が新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と診断されたことを明かし、欠場を余儀なくされた。
昨年の大会はパンデミックにより無観客で行われたが、月曜日から始まる今年のUSオープン本戦は観客をフル動員して開催することが許可されている。(APライター◎ハワード・フェンドリック/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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