今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月30日～9月13日／ハードコート）の男子シングルス1回戦で、第4シードのアレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）がサム・クエリー（アメリカ）を6-4 7-5 6-2で下して大会をスタートした。試合時間は1時間40分。

　東京オリンピックで金メダルを獲得したあと前哨戦のシンシナティ（ATP1000／ハードコート）も制したズベレフは、マッチ連勝を「12」に伸ばした。

　フラッシングメドウに7年連続出場となる24歳のズベレフは、昨年の大会でグランドスラム自己最高となる準優勝。決勝では2セットアップでタイトルにあと一歩まで迫ったが、ドミニク・ティーム（オーストリア）に6-2 6-4 4-6 3-6 6-7(6)で逆転負けを喫した。

　ズベレフは次のラウンドで、ルカ・プイユ（フランス）を6-1 5-7 5-7 7-5 6-4で破って勝ち上がったアルベルト・ラモス ビノラス（スペイン）と対戦する。

　そのほかの試合では第10シードのホベルト・フルカチュ（ポーランド）、第21シードのアスラン・カラツェフ（ロシア）、第22シードのライリー・オペルカ（アメリカ）、第31シードのアレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）、ロイド・ハリス（南アフリカ）、日本の錦織圭（日清食品）、ロレンツォ・ムゼッティ（イタリア）、マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）、デニス・クドラ（アメリカ）、ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場したエルネスト・エスコビード（アメリカ）が2回戦に駒を進めた。

　第25シードのカレン・ハチャノフ（ロシア）がハリスに4-6 6-1 6-4 3-6 2-6で、第27シードのダビド・ゴファン（ベルギー）はマクドナルドに2-6 5-7 3-6で敗れ、それぞれ初戦でシードダウンを喫した。（テニスマガジン）

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、WCはワイルドカード（主催者推薦枠）

男子シングルス1回戦｜主な試合結果

○6錦織圭（日本／日清食品）6-1 6-1 5-7 6-3 ●5サルバトーレ・カルーゾ（イタリア）

○7マッケンジー・マクドナルド（アメリカ）6-2 7-5 6-3 ●8ダビド・ゴファン（ベルギー）[27]

○9アスラン・カラツェフ（ロシア）[21] 7-5 1-6 6-3 6-2 ●10ジャウメ・ムナール（スペイン）

○17ホベルト・フルカチュ（ポーランド）[10] 6-3 6-4 6-3 ●18イゴール・ゲラシモフ（ベラルーシ）

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○21デニス・クドラ（アメリカ）4-6 6-3 7-5 7-6(4) ●22ラスロ・ジェレ（セルビア）

○33アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）[4] 6-4 7-5 6-2 ●34サム・クエリー（アメリカ）

○35アルベルト・ラモス ビノラス（スペイン）6-1 5-7 5-7 7-5 6-4 ●36ルカ・プイユ（フランス）

○40アレクサンダー・ブブリク（カザフスタン）[31] 6-0 4-6 6-2 6-1 ●39ヤニック・ハンフマン（ドイツ）

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○53ロレンツォ・ムゼッティ（イタリア）6-7(5) 6-4 6-1 6-3 ●54エミリオ・ナバ（アメリカ）[WC]

○56ライリー・オペルカ（アメリカ）[22] 7-6(3) 6-4 6-4 ●55クォン・スンウ（韓国）

○58ロイド・ハリス（南アフリカ）6-4 1-6 4-6 6-3 6-2 ●57カレン・ハチャノフ（ロシア）[25]

○60エルネスト・エスコビード（アメリカ）[WC] 6-1 6-3 6-1 ●59パブロ・クエバス（ウルグアイ）