今年最後のグランドスラム大会「USオープン」（アメリカ・ニューヨーク／本戦8月30日～9月13日／ハードコート）の女子シングルス3回戦で、シェルビー・ロジャーズ（アメリカ）が第1シードのアシュリー・バーティ（オーストラリア）を6-2 1-6 7-6(5)で倒す番狂わせを演じてベスト16進出を決めた。試合時間は2時間8分。

　フラッシングメドウに2年連続8度目の出場となる28歳のロジャーズは、無観客で開催された昨年の大会でのベスト8がこれまでの最高成績。そのときは準々決勝で、大坂なおみ（日清食品）に3-6 4-6で敗れていた。

　バーティはウインブルドン（イギリス・ロンドン／グラスコート）で2度目のグランドスラム制覇を果たしたあと東京オリンピックで初戦敗退を喫したが、前哨戦のシンシナティ（WTA1000／ハードコート）で今季5勝目を挙げて今大会を迎えていた。

　ロジャーズは次のラウンドで、サラ・ソリベス トルモ（スペイン）を6-0 6-1で破って勝ち上がった予選勝者のエマ・ラドゥカヌ（イギリス）と対戦する。

　そのほかの試合では第4シードのカロリーナ・プリスコバ（チェコ）がアイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）を6-3 6-2で、第14シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ（ロシア）はバルバラ・グラチェワ（ロシア）を6-1 6-4で下し、勝ち上がった両者が4回戦で顔を合わせることになった。（テニスマガジン）

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[　]数字はシード順位、Qは予選勝者

女子シングルス3回戦｜主な試合結果

○5シェルビー・ロジャーズ（アメリカ）6-2 1-6 7-6(5) ●1アシュリー・バーティ（オーストラリア）[1]

○15エマ・ラドゥカヌ（イギリス）[Q] 6-0 6-1 ●10サラ・ソリベス トルモ（スペイン）

○33カロリーナ・プリスコバ（チェコ）[4] 6-3 6-2 ●37アイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）

○48アナスタシア・パブリウチェンコワ（ロシア）[14] 6-1 6-4 ●43バルバラ・グラチェワ（ロシア）