アンドレスクがUSオープンでマッチ10連勝「最後まで続けたい」
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/17752/images/main_bd7641e91c294e512d93ebb558d7cb95.jpg?w=850)
今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の女子シングルス3回戦で第6シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)がラッキールーザーから勝ち上がってきたグリート・ミネン(ベルギー)を6-1 6-2で退け、同大会での戦績を10勝0敗とした。
2年前にグランドスラム大会のシングルスでタイトルを獲得した初のカナダ人プレーヤーとなったアンドレスクは、昨年の欠場を経て大会に戻ってきた。彼女は左膝の半月板を損傷し、2020年シーズンを通して戦線を離れていたのだ。21歳のアンドレスクはセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を6-3 7-5で倒して優勝した2019年に離れた場所から、ふたたび続きを開始したように見える。
しかしフラッシングメドウへの道は、障害物でいっぱいだった。2020年を棒に振る原因となったケガから新型コロナウイルス(COVID-19)、ウインブルドンでの初戦敗退まで様々な出来事を乗り越えなければならなかった。
彼女はニューヨークで必ずしも忘れ去られてはいなかった。世界ランク7位のアンドレスクはただ、真の優勝候補と見なされていなかっただけだ。
「ここまでのところ、凄くいい感じよ。これが最後まで続き、USオープンで14勝0敗になることができるよう願っているわ」とアンドレスクはコメントした。
彼女の連勝記録は、まだラファエル・ナダル(スペイン)が樹立したものとは張り合っていない。ナダルは彼の庭と化しているフレンチ・オープンで、最初の31試合に連続で勝った。またロッド・レーバー(オーストラリア)はかつて、プロとして臨んだ最初のウインブルドンから2大会連続で制した。しかしそれでも、彼女の記録も悪くはない業績だと言える。
「そのようなことを成し遂げられたこと、そしてそのような驚くべきプレーヤーたちの横に名を連ねることができたのはありがたいことね。この連勝を続けて、2連覇できることを願っているわ」とアンドレスクは語った。
アンドレスクは次のラウンドで、第10シードのペトラ・クビトバ(チェコ)を6-4 6-3で破って勝ち上がった第17シードのマリア・サカーリ(ギリシャ)と対戦する。(APライター◎ダン・ゲルストン/構成◎テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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