「今大会にはポジティブな気持ちしかない」内転筋のケガで準々決勝を途中棄権したアルカラス [USオープン]

準々決勝を途中棄権でファンに手を振ってコートを去るカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス準々決勝でカルロス・アルカラス(スペイン)が3-6 1-3の時点で棄権し、第12シードのフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)が準決勝に進出した。

「素晴らしい大会だったのに、このような終わり方で残念だ。だが、プレーを続ける選択はなかった。まずは体のケアをしないといけない。長い試合になりそうだったし、プレーを続けられなかった」

 どこを痛めたのか。

「右の内転筋が一番の問題だった」

 今日の試合の前に2試合連続で5セットを戦った影響が大きかった?

「ああ、2試合連続で5セットマッチ、レベルも高く、4時間の強度の高い試合は自分にとってはかなりタフだった。このような試合を連続で戦うのに慣れていない。次の試合のためにリカバーするのは大変だった」

 痛みは試合前から、それとも試合中に起きたのか。

「試合前から痛みを感じていた。痛みを堪えながらプレーした。でも、第1セットの終わりから第2セットの初めにかけて痛みが徐々になくなっていったんだ。何故か少しだけ回復した」

 大金星を挙げたあとに、プレーできなくなるのはどんな気持ちか。

「どう答えたらいいかわからない。素晴らしい大会で最高の気分だった。準々決勝でリタイアすることに、何も後ろめたい気持ちはない。素晴らしい大会だったから。今大会にはポジティブな気持ちしか残っていない」

 今大会でのビッグマッチは自分にとってどれほど重要なものになるのか。

「多くの経験を積めた。この大会のおかげで大きく成長できたと思う。素晴らしいテニスができた。初めてグランドスラムの準々決勝をプレーできて本当にうれしい。今後の大会に向けても、この経験は物凄く意味のあるものになる」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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