グランドスラム大会優勝経験を持つコーチのフェレロが愛弟子アルカラスについて語る「彼は正しい軌道にいると思う」

写真はステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦したカルロス・アルカラス(スペイン)の3回戦を見守るフアン カルロス・フェレロ(スペイン)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の大会6日目は、トップハーフ(ドローの上半分)の男女シングルス3回戦などが行われた。

 フアン カルロス・フェレロ(スペイン)はグランドスラム大会で勝つことについて、ちょっとしたことを知っている。彼は2003年フレンチ・オープンのチャンピオンで、2002年ロラン・ギャロスと2003年USオープンでは準優勝した実績を持っている。

 彼は今シーズンもまた躍進できるかもしれないが、今回はセンセーションを巻き起こしているカルロス・アルカラス(スペイン)のコーチとしてだ。18歳のアルカラスは金曜日に第3シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)に対して劇的な5セットの勝利を挙げ、アーサー・アッシュ・スタジアムの観客たちを熱狂の渦に巻き込んだ。

 限界のないエネルギーでプレーしたことで「モスキート(蚊)」のニックネームで呼ばれていたフェレロは、メキメキと頭角を現しつつある自分の弟子であるアルカラスにグランドスラム大会で優勝できる潜在能力を見出している。

「彼はまだ18歳であり、さらに成長して感情をコントロールする必要がある。またいつポテンシャルの100%を発揮する必要があるのか、或いは80%でいくのかを判断できるようにならなければいけない。ときにはスピンをもっとかけるのか、フラットで打っていくのかなどを学べきだ。彼はこれらすべてのことを整理している途中なんだ。でも彼は、正しい軌道にいると思うよ」とフェレロは語った。(APライター◎ダン・ゲルストン/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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