メドベージェフが2セット連取でグランドスラム初優勝に王手、イライラ爆発のジョコビッチはラケットを破壊 [USオープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)、奥はノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 今年最後のグランドスラム大会「USオープン」(アメリカ・ニューヨーク/本戦8月30日~9月13日/ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第2シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)が対戦。第1セットを6-4で先取したメドベージェフが第2セットも6-4で奪い、グランドスラム初優勝に王手をかけた。

 両者の過去の対戦成績は、5勝3敗でジョコビッチがリード。今シーズンは2月にオーストラリアン・オープン(オーストラリア・メルボルン/ハードコート)の決勝で顔を合わせ、ジョコビッチが7-5 6-2 6-2で勝っている。

 2021年シーズンのジョコビッチはグランドスラム3大会連続優勝を飾っており、あと1試合に勝てば男子では1969年のロッド・レーバー(オーストラリア)以来となる『年間グランドスラム(同じ年に四大大会全制覇)』を成し遂げると同時に、男子の最多記録を分かち合っているロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)を追い抜く21回目のグランドスラム制覇を果たすことができる。

 2019年USオープン決勝でナダルにフルセットで敗れた25歳のメドベージェフは今年の全豪決勝でもジョコビッチに阻まれており、3度目のチャンスで初のグランドスラム制覇を目指している。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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