シュワルツマンがジュニア世界63位に敗れる番狂わせでアルゼンチンはベラルーシに対して初日を1勝1敗で終える [デビスカップ]

写真はBNLイタリア国際でのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のワールドグループⅠ「アルゼンチン対ベラルーシ」(9月18、19日/アルゼンチン・ブエノスアイレス/クレーコート)では、若手を起用したベラルーシの信念が大きな成果を生んだ。勝負がかかったものとしては初のデビスカップ戦をプレーした18歳のダニール・オスタペンコフ(ベラルーシ)が、オープニングマッチで世界ランク15位のディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を6-4 6-3で破ったのである。

 しかし第2試合でギド・ペラ(アルゼンチン)が16歳のエリック・アルティウニアン(ベラルーシ)を6-1 6-2で退けたため、第2シードのアルゼンチンはスコアを1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 第1シードのベルギーはパラグアイのアスンシオンで行われたボリビア戦で0勝2敗とされ、いきなり窮地に追い込まれた。ベテランのルベン・ビーママンズ(ベルギー)とデビスカップでデビューを遂げた22歳のジズー・ベルグス(ベルギー)は、ふたり合わせて1セットを取ったに過ぎなかった。

 ジョアン・ソウザ(ポルトガル)はこの日20歳の誕生日を迎えたフィリップ クリスティアン・ジアヌ(ルーマニア)を6-3 7-5で倒し、デビスカップでマッチ37勝というジョアン・クーニャ シルバ(ポルトガル)の持つポルトガル記録に並んだ。しかしルーマニアは第2試合でマリウス・コピル(ルーマニア)が勝利をおさめ、クルジュ ナポカで行われている両国の26年ぶりの対戦で1勝1敗のタイに持ち込んだ。

 そのほかの対戦では第4シードのオランダが敵地モンテビデオでパブロ・クエバス(ウルグアイ)不在のウルグアイに対して2勝0敗とリードし、第8シードのブラジルはジュニーエでのレバノンに対するアウェー戦で同じく2勝0敗と好スタートを切った。

 来年からファイナルズが18チームから16チームになる変更の一環として、ワールドグループⅠで勝った国のランキング上位8チームのみが2022年のファイナルズ予選に進出することになる。下位4チームは11月にワールドグループⅠ予選を戦い、勝った2チームが2022年ファイナルズ予選に駒を進める。

 このラウンドで敗れた12ヵ国は翌年に予選システムに入れることを期待し、2022年のワールドグループⅠプレーオフに臨むことになる。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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