シード国のチリ、インド、ウズベキスタンがワールドグループⅠのアウェー戦に敗れる [デビスカップ]

写真はロレックス・モンテカルロ・マスターズでのクリスチャン・ガリン(チリ)(Getty Images)


 男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten」のワールドグループⅠ「スロバキア対チリ」(9月17、18日/スロバキア・ブラチスラバ/室内ハードコート)で世界ランク17位のクリスチャン・ガリン(チリ)がわずか50分で同115位のノルベルト・ゴンボス(スロバキア)に0-6 1-6で敗れ、スロバキアが第5シードのチリに対して3勝1敗の勝利を確定させて来季のファイナルズ予選進出を決めた。

 金曜日にはゴンボスがニコラス・ジャリー(チリ)を6-3 6-7(5) 6-3で倒して1勝目を挙げ、この日行われたダブルスでフィリップ・ポラセク/イゴール・ゼレナイ(スロバキア)がマルセロ トーマス・バリオス ベラ/アレハンドロ・タビロ(チリ)を6-1 7-6(4)で下してチリが王手をかけていた。

 この日はチリに加え、第6シードのインドと第7シードのウズベキスタンもヨーロッパの地で敗れた。

 エスポーでのフィンランド戦で初日0勝2敗だったインドは、元ダブルス世界1位のヘンリー・コンティネン(フィンランド)とハリ・ヘリオバーラ(フィンランド)のペアがロハン・ボパンナ/ランクマー・ラマナサン(インド)を7-6(2) 7-6(2)で破った瞬間に敗退が決まった。

 ノルウェーはウズベキスタンに対して2勝0敗のリードを奪ったあとダブルスで敗れて躓いたが、世界10位のキャスパー・ルード(ノルウェー)が相手を入れ替えてのシングルスで同567位のサンジャル・ファイジエフ(ウズベキスタン)を6-3 6-1で退けノルウェーをファイナルズ予選に導いた。

 またアメリカ・ロードアイランド州ニューポートのグラスコートで行われた対戦ではクォン・スンウ(韓国)が第4試合に勝って韓国がニュージランドに対する3勝1敗の勝利をもぎ取り、3月に勝ち上がりを決めていた日本とウクライナに合流した。

 来年からファイナルズが18チームから16チームになる変更の一環として、ワールドグループⅠで勝った国のランキング上位8チームのみが2022年のファイナルズ予選に進出することになる。下位4チームは11月にワールドグループⅠ予選を戦い、勝った2チームが2022年ファイナルズ予選に駒を進める。

 このラウンドで敗れた12ヵ国は翌年に予選システムに入れることを期待し、2022年のワールドグループⅠプレーオフに臨むことになる。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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