「ノバクの挑戦は素晴らしいものだった」フェデラーがジョコビッチの戦いを称える

レーバー・カップ2019でチーム・ヨーロッパの勝利に貢献したロジャー・フェデラー(スイス)(Getty Images)


 膝の手術を受けてリハビリ生活を送るロジャー・フェデラー(スイス)が、9月24日(金)から始まるレーバー・カップ、自身の膝の状態、年間グランドスラムへの挑戦について語った。

「自分が望んだ通りの状態ではないが、リハビリは上手くいっており、膝は回復に向かっている。いい状態だ。日に日によくなっており、悪化することはない。今後のリハビリメニューが楽しみだ。昨年このリハビリを一度経験したが、思っていたよりも簡単なプロセスだった。誰もリハビリをするのは好きじゃないし、特にトップアスリートは避けたいもの。だが、毎年ツアーで飛び回っていたから、長く自宅にいるのも悪くない。家族や他のことに時間を割けるのはいいことだ。もちろん、できるだけ早くコートに戻りたいけど、今は我慢のとき。今は物事がゆっくり進む時期だから、一歩ずつ前に進んでいきたい。ここまで順調で満足している」 

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)の年間グランドスラム挑戦について。

「ノバクがUSオープン決勝で年間グランドスラムに挑戦する姿を見るのは素晴らしいものだった。近いうちに年間グランドスラムが達成される可能性は高いと思う。僕もラファエル・ナダル(スペイン)もノバクもあと一歩のところまでいった。僕らは自分のプレーができれば、どのサーフェスでもゲームを支配することができる。もちろん、5セットマッチを戦い抜くには、フィジカル、メンタル両方とも充実した状態でないといけないけどね。少し運も必要だし、人間力、強さ、すべてが必要になる。物凄く難しいが、不可能ではない。ロッド・レーバー(オーストラリア)もノバクの決勝を最前列から観ていたようだから、彼がどんな感想を持ったのか聞いてみたいね。ノバクが今年チャレンジしたことはと本当に特別なことだ」

 ロッド・レーバーについて。

「ロッド・レーバーはテニス界のスーパーレジェンド。そして僕らの世代と彼の世代を繋げてくれる存在でもある。レーバー・カップは彼の名前からつけられた。彼はアマチュア時代(1962年)、オープン化以降(1969年)と2度も年間グランドスラムを達成した。僕らは彼の成し遂げてきたことにとても感謝している。彼の名前がついた大会に参加できることはとても光栄だ」

 レーバー・カップについて。

「今年もチーム・ヨーロッパが有利だと思う。オリンピックチャンピオンのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)、USオープンチャンピオンのダニール・メドベージェフ(ロシア)が僕らのチームにいるのは、特にシングルスで有利だ。でも、ダブルスもあり、インドアでの試合だから、何が起きても不思議じゃない。シングルスは若干僕らが優位だが、ダブルスは接戦になると思う。チーム・ワールドには若い選手が多いから、彼らが爆発する可能性だってある」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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