フルカチュがカレーニョ ブスタとのトップ2シード対決を制して今季3つ目のタイトルを獲得、ダブルスも制して2冠達成 [モゼーユ・オープン]

写真はABN AMROワールド・テニスでのホベルト・フルカチュ(ポーランド)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「モゼーユ・オープン」(ATP250/フランス・メス/9月20~26日/賞金総額48万1270ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で、第1シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)が第2シードのパブロ・カレーニョ ブスタ(スペイン)を7-6(2) 6-3で倒して今年3つ目のタイトルを獲得した。

 今大会で初優勝を飾る過程で1セットも落とさなかった24歳のフルカチュは、ツアー決勝での戦績を4勝0敗とした。

 ロジャー・フェデラー(スイス)が膝の再手術を受ける前に対戦した最後のプレーヤーでありウインブルドン準々決勝で彼を破ってベスト4入りを果たしていたフルカチュはカレーニョ ブスタに対して9本のサービスエースを決めたが、自らのサービスゲームを2度落とした。第1セットで先にブレークを許したフルカチュは徐々にベースラインからのラリーで主導権を握り、相手のサービスゲームを4度破って巻き返した。

「パブロは驚くべきプレーヤーだから、ここの決勝で彼と対戦するというのは特別なことだ。彼と張り合うためには自分のベストのプレーをしなければならず、それには自分のプレーレベルを引き上げる必要があった。そして今日、僕は何とか勝つことができた」とフルカチュは振り返った。

 今シーズンのフルカチュがほかに優勝した大会はデルレイビーチとマイアミで、いずれも屋外ハードコートで行われた。この勝利でフルカチュはシーズン末にイタリア・トリノで行われるATPファイナルズへの出場権を巡るレースで9位からひとつ順位を上げ、男子トップ8によるエリート大会にデビューするチャンスを広げた。

 フルカチュはまた同胞であるヤン・ジェリンスキ(ポーランド)と組んだダブルスも制し、素晴らしい1週間を締めくくった。彼らは決勝で、ユーゴ・ニス(モナコ)/アルトゥール・リンデルネック(フランス)を7-5 6-3で退けた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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