動画付き_ダブルスのウォーミングアップ「60分メニュー」前編【駒田政史コーチのみるみるうまくなるダブルスのはじめ方|第24回】
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今回から2回に分けてダブルスのウォーミングアップを紹介していきましょう。ウォーミングアップといっても1時間くらいかけた、ダブルスで必要なテクニックをひと通り鍛えていくダブルス専門の練習です。(テニスマガジン2021年6月号掲載)
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指導◎駒田政史 (写真左から)澤太我、尾﨑奏多、駒田コーチ、駒田瑛人、河野晃太
こまだ・まさふみ◎1973年3月30日生まれ。愛知県出身。名古屋学院高校、亜細亜大学卒。全日本ジュニア18歳以下複優勝、全日本大学王座優勝、全日本選手権複優勝(大学4年時)。卒業後はミキプルーン所属で8年間選手活動、その後、2003年より竹内庭球研究所に所属し、11年間ナショナルコーチ(フェド杯、アジア大会、ジュニアフェド杯監督、ユースオリンピック監督)を務めた。現在は関西を中心にプロ選手、ジュニア選手の強化とともに、日本テニス界の環境整備(普及から強化のシステム作り)に力を注いでいる。
写真◎石井愛子、BBM イラスト◎サキ大地
メニュー1|3分
サービスボックスでミニテニス。ストレートラリーで“いい当たり”を目指す
方法◎サービスボックスを使ってミニテニスを行います。まずはストレートラリーから。
ポイント◎その日、最初にボールを打ったときの感じがいいと、一日いい感じでプレーができます。ところが最初の感じが悪くて、インパクトから外れてばかりだったりすると、「今日はダメ……」と気分が下がり、一日が嫌な感じで過ぎていってしまいます。そうはなりたくありませんから最初の“当たり”をよくするように努めましょう。まずはミニテニスで足を動かして、リズムよく、バランスを整えて、いい打点で、“いい当たり”でボールをとることを心がけてください。
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メニュー2|3分×両サイド
サービスボックスでミニテニス。クロスラリーで順回転をかける
方法◎サービスボックスを使ってミニテニスを行います。次はクロスラリー。右利き同士ならフォア対フォア、バック対バックを中心に。
ポイント◎ストレートラリーから方向を変えてクロスラリーをします。お互いにボールに順回転をしっかりかけて、ライン(サービスライン)を狙ってください。アングルを打つよりサービスラインを狙うようにします。短い距離でのラリーですが、エネルギーをしっかり使って打っていきます。
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メニュー3|3分
ベースラインでストレートラリー。ボールに回転をかけてスピードも上げていく
方法◎次はベースラインでストレートラリーをします。お互いにサービスラインから後方へラケット1本分のところにコーンを置いて、狙いながらミスをせずにできる範囲でボールスピードを上げていきます。
![](https://images.tennismagazine.jp/media/article/18092/images/c95c133aa04fbcca53063b704fbba8a7aa3fe1a5.png?h=816)
ポイント◎メニュー2のミニテニスで覚えたテクニックをさらにパワーアップさせます。コーンのあるやや浅い場所を狙うには、ボールに十分回転をかける必要があるため、よりラケットを速く振ります。うまくできるようになったら、さらにボールスピードを上げるように努めてください。このテクニックは相手の足元に打つパッシングショットだったり、相手の頭上を通すトップスピンロブなどに応用することができます。
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ボールスピードは落とさない
浅いところへ打つときにはボールスピードを落とすとやさしくなります。ボールスピードを上げれば上げるほど難しくなります。ここではミスをせずにできる限りの範囲でスピードを出していくことを目指しましょう。ボールにしっかり回転をかけてスピードを出していきます。 テニスは簡単すぎたら面白くありませんし、難しすぎてもミスばかりでそれも面白くありません。ということで、ぎりぎりつながる、際どいところに挑戦してください。
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