錦織が劣勢を克服して初戦負けを回避「彼はとても安定していた」 [ATPインディアンウェルズ]

写真は錦織圭(日清食品)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月7~17日/賞金総額914万6125ドル/ハードコート)の男子シングルス1回戦で、錦織圭(日清食品)が予選勝者のジョアン・ソウザ(ポルトガル)を6-7(5) 6-3 6-2で倒してUSオープン以来のツアー復帰戦を勝利で飾った。試合時間は2時間22分。

 先にリードしながら追いつかれてタイブレークの末に第1セットを落とした錦織は第2セットも第2ゲームでブレークされてピンチに陥ったが、直後に追いつくと4-3から再度ソウザのサービスゲームを破って最終セットに持ち込んだ。

 試合後のオンコートインタビューで錦織は「とても大変だった」と振り返り、「彼は第1セットを取って僕は第2セットでブレークされたから、もう少しアグレッシブにいこうとしたんだ。彼はとても安定していたよ」と語った。

 前週のサンディエゴ(ATP250/ハードコート)にエントリーしていた錦織は、腰のケガを理由に棄権していた。

 錦織は次のラウンドで、第18シードのダニエル・エバンズ(イギリス)と対戦する。シード勢は初戦がBYEで免除されており、2回戦からの登場となる。

 地元アメリカ勢は10人が初戦に臨み、フランシス・ティアフォー(アメリカ)、マッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、マルコス・ギロン(アメリカ)、トミー・ポール(アメリカ)、テニス・サングレン(アメリカ)、予選勝者のマキシム・クレッシー(アメリカ)の6人が勝ち上がった。

 そのほかの試合ではアレハンドロ・ダビドビッチ フォキナ(スペイン)、バセック・ポスピショル(カナダ)、アレクセイ・ポプリン(オーストラリア)、ギド・ペラ(アルゼンチン)、ロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)、ダニエル・アルトマイアー(ドイツ)、カルロス・タベルネル(スペイン)、日本のダニエル太郎(エイブル)、予選勝者のサルバトーレ・カルーゾ(イタリア)が2回戦に駒を進めた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となり、2021年大会は3月から延期されて史上初めて秋に開催されることが決まっていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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