トップシードのプリスコバが世界115位のラッキールーザーに敗れる番狂わせ、前回覇者アンドレスクも3回戦で姿消す [WTAインディアンウェルズ]

写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)


 WTAツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(WTA1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/10月6~17日/賞金総額876万1725ドル/ハードコート)の女子シングルス3回戦で、第1シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が世界ランク115位のベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)に3-6 5-7で敗れる番狂わせが起きた。

 WTA1000の大会で初の16強入りを決めたしたアダッド マイアは予選決勝で敗れたが、第29シードで出場予定だったナディア・ポドロスカ(アルゼンチン)が太腿のケガで欠場したためラッキールーザーで本戦入りしていた。彼女は1回戦がBYEで免除され、初戦でマヤル・シェリフ(エジプト)を倒して勝ち上がっていた。

 この日は風が強く、サービスに苦労したプリスコバはダブルフォールトを12本犯した。プリスコバは第2セット3-5から5-5に追いついたが、アダッド マイアが次のゲームをキープしたあと8度目のブレークでトップ5のプレーヤーに対するキャリア2度目の勝利を掴んだ。

 アダッド マイアは次のラウンドで、2019年のチャンピオンで第16シードのビアンカ・アンドレスク(カナダ)を7-6(5) 6-3で破って勝ち上がった第18シードのアネット・コンタベイト(エストニア)と対戦する。

 第15シードのコリ・ガウフ(アメリカ)は雨により一時的に中断した試合で、第21シードのパウラ・バドーサ(スペイン)に2-6 2-6で敗れた。

 そのほかの試合では第3シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)、第10シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)、第12シードのオンス・ジャバー(チュニジア)、アイラ・トムヤノビッチ(オーストラリア)、アンナ・カリンスカヤ(ロシア)が4回戦に駒を進めた。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより中止となり、2021年大会は3月から延期されて史上初めて秋に開催されることが決まっていた。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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