アルカラスが前回敗れたマレーに雪辱、準々決勝の相手はベレッティーニに決定 [ATPウィーン]

写真はカルロス・アルカラス(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「エルステ・バンク・オープン」(ATP500/オーストリア・ウィーン/10月25~31日/賞金総額197万4510ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス2回戦で、18歳のカルロス・アルカラス(スペイン)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したアンディ・マレー(イギリス)を6-3 6-4で下してベスト8に進出した。

 これ以前に出場した2014年と16年にタイトルを獲得したマレーにとって、これはこれまで完璧な戦績を残してきた同大会で初の敗戦となった。彼は2016年にウィーンで優勝したあと、世界ランク1位でシーズンを終えた。

 約3週間前にインディアンウェルズで対戦したときにはマレーがフルセットでアルカラスに競り勝っていたが、この日は自分のサービスで始まったオープニングゲームを落とすと7つのブレークが起きたこの試合の流れを作ってしまった。

 マレーは第2セットで先にブレークして4-2とリードしたが、そこからアルカラスが続く4ゲームを連取して勝負を決めるまでの過程でわずか6ポイントしか取ることができなかった。
 
「インディアンウェルズは僕がコートでアンディ・マレーに会った初めての機会だったけど、今では少し余計にアンディ・マレーについて知っている。だから今回の僕は彼がどんなプレーをするかについてわかっていたよ」とアルカラスはコメントした。

 アルカラスは準々決勝で、第3シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)と対戦する。ベレッティーニは第1セットを落としながらも巻き返し、ニコラス・バシラシビリ(ジョージア)を6-7(5) 6-2 6-3で振りきった。

 この日は1回戦残り4試合が行われ、第7シードのヤニク・シナー(イタリア)がライリー・オペルカ(アメリカ)を6-4 6-2で、第8シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)はファビオ・フォニーニ(イタリア)を6-2 7-5で破ってそれぞれ勝ち上がった。

 そのほかの試合では前年に決勝進出の過程で世界ナンバーワンのノバク・ジョコビッチ(セルビア)に3ゲームしか与えず完勝したロレンツォ・ソネゴ(イタリア)がラッキールーザーで本戦入りしたドミニク・コプファー(ドイツ)を6-4 6-3で退け、ガエル・モンフィス(フランス)はワイルドカードを得て参戦した19歳のロレンツォ・ムゼッティ(イタリア)を7-6(2) 6-4で倒した。(C)AP(テニスマガジン)

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles