2011年覇者チリッチがフリッツを倒してロシアの地で4度目のタイトル獲得、現役では6人目のツアー通算20勝を達成 [ATPサンクトペテルブルク]

写真は10年ぶり2度目の優勝を飾ったマリン・チリッチ(クロアチア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「サンクトペテルブルク・オープン」(ATP250/ロシア・サンクトペテルブルク/10月25~31日/賞金総額93万2370ドル/室内ハードコート)の男子シングルス決勝で33歳のマリン・チリッチ(クロアチア)が第5シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)を7-6(3) 4-6 6-4で倒し、同大会で2011年に続く栄冠に輝いた。

 2014年と15年にモスクワで2連覇を達成したチリッチにとって、ロシアの地で4度目のタイトル獲得となった。彼は前週のモスクワでも決勝に進出していたが、アスラン・カラツェフ(ロシア)に敗れて準優勝に終わっていた。

 この勝利でチリッチは103勝のロジャー・フェデラー(スイス)、88勝のラファエル・ナダル(スペイン)、85勝のノバク・ジョコビッチ(セルビア)、46勝のアンディ・マレー(イギリス)、22勝のフアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)に続いてツアー通算20勝を挙げた6人目の現役プレーヤーとなった。

 木曜日にトミー・ポール(アメリカ)に勝って24歳の誕生日を祝ったフリッツは第3セット4-3の場面でブレークポイントを握ったが、ドロップショットの返球をチリッチにボレーで決められてチャンスを逃した。次のゲームでフリッツが自らのダブルフォールトでサービスゲームを落とし、チリッチはサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップをフォアボレーのウィナーで締めくくった。

 これに先立ちダブルス決勝が行われ、第1シードのジェイミー・マレー(イギリス)/ブルーノ・ソアレス(ブラジル)が第4シードのアンドレイ・ゴルベウ(カザフスタン)/ユーゴ・ニス(モナコ)を6-3 6-4で下して今季2勝目を挙げた。(C)AP(テニスマガジン)


男子ダブルスで優勝を飾ったジェイミー・マレー(イギリス/左)とブルーノ・ソアレス(ブラジル)(Getty Images)

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写真◎Getty Images

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