7本のマッチポイントを逃したマレーが初戦敗退 [パリ・マスターズ]

写真はアンディ・マレー(イギリス)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「ロレックス・パリ・マスターズ」(ATP1000/フランス・パリ/11月1~7日/賞金総額308万4450ユーロ/室内ハードコート)の男子シングルス1回戦でアンディ・マレー(イギリス)が7つのマッチポイントを無駄にし、ドミニク・コプファー(ドイツ)に4-6 7-5 6-7(9)で競り負けた。

 本来ならマレーは予選勝者のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)と対戦する予定だったが、右利きのブルックスビーが腹筋を痛めて棄権したためラッキールーザー(予選決勝で敗れたが欠場者が出たため本戦出場権を得た選手)として繰り上がった左利きのコプファーが相手となっていた。

 サービスの出来に苦しんだマレーはファーストサーブを49%しか入れることができず、9本のダブルフォールトと36本のアンフォーストエラーを犯した。元世界ナンバーワンのマレーはお粗末なスタートを切り、フォアハンドのリターンミスで第1セットを落とした。コプファーは6-4 5-3とリードしたが、そこからプレーレベルを上げたマレーが4ゲームを連取してセットオールに追いついた。

 第3セット4-5からふたつのマッチポイントをスマッシュとバックハンドのウィナーで凌いだコプファーはタイブレークでさらに5本をセーブし、3時間を超えるバトルを制した。

「僕はこの試合に勝つに値しなかった。あまりいいプレーができなかった。終盤には勝つチャンスがたくさんあったけど、今夜のプレーぶりでは不十分だった」とマレーは試合を振り返った。

 2度に渡る股関節手術からカムバックしてランキングを上げようと奮闘しているマレーは現在144位で、今大会にはワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した。彼はここまでツアーレベルで13大会に出場したが、戦績は13勝13敗となった。(C)AP(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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