プリスコバがクレイチコバを倒して決勝トーナメント進出の可能性を死守 [WTAファイナルズ]

写真はカロリーナ・プリスコバ(チェコ)(Getty Images)


 女子トップ8によるエリート大会「アクロンWTAファイナルズ・グアダラハラ」(WTAファイナルズ/メキシコ・ハリスコ州グアダラハラ/11月10~17日/賞金総額500万ドル/ハードコート)のラウンドロビン(グループ内総当たり戦)第3戦で第3シードのカロリーナ・プリスコバ(チェコ)が第2シードのバーボラ・クレイチコバ(チェコ)との同胞対決に0-6 6-4 6-4で逆転勝利をおさめ、決勝トーナメント進出の可能性を死守した。

 予選ラウンドを2勝1敗で終えたプリスコバは、ナイトセッションで第8シードのアネット・コンタベイト(エストニア)が第6シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)を倒せば準決勝に駒を進めることができる。

 一方でフレンチ・オープン優勝者のクレイチコバはラウンドロビン3戦全敗となりで、シングルスでは予選ラウンド敗退が決まった。

 この結果でプリスコバは、クレイチコバとの対戦成績を3勝0敗とした。プリスコバがWTAファイナルズでプレーするのはこれで5度目となり、2018年と19年には準決勝に進出していた。

 プリスコバは2021年に一度も優勝していなかったが、ウインブルドンとモントリオールで決勝に、シンシナティで準決勝に進出することで高いランキングを維持していた。29歳のプリスコバは今大会で、2017年のビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)以降でもっとも年齢の高いWTAファイナルズ準決勝進出者になることを目指している。

 WTAファイナルズはWTAツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビン(総当たり戦)を行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。大会は今年だけグアダラハラで行われ、2022年からは本来の中国・深圳に戻る予定になっている。

 昨年の大会は新型コロナウイルス(COVID-19)のパンデミックにより、開催中止となっていた。(APライター◎カルロス・ロドリゲス/構成◎テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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