「どんなスポーツでも言い訳は通用しない」敗退した前回王者スペインで奮闘した40歳のフェリシアーノ・ロペス [デビスカップ・ファイナルズ]

スペイン対ロシアの第1試合でアンドレイ・ルブレフ(ロシア)に逆転勝利のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)(Getty Images)


  男子テニスの国別対抗戦「デビスカップ by Rakuten ファイナルズ」(スペイン・マドリッド、オーストリア・インスブルック、イタリア・トリノ/11月25日~12月5日/室内ハードコート)の大会4日目は各グループのラウンドロビン(総当たり戦)第3戦が行われ、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのスペインがロシアに1勝2敗で敗れて決勝トーナメント進出を逃した。

グループA|11月28日(日)

ラウンドロビン|マドリッド

スペイン[1](1勝1敗)1-2 ロシア(2勝0敗)

R1 ○フェリシアーノ・ロペス 2-6 6-3 6-4 ●アンドレイ・ルブレフ
R2 ●パブロ・カレーニョ ブスタ 2-6 6-7(3) ○ダニール・メドベージェフ
R3 ●マルセル・グラノイェルス/フェリシアーノ・ロペス 6-4 2-6 4-6 ○アスラン・カラツェフ/アンドレイ・ルブレフ

  スペインはグループAで2位に終わり、6グループの2位の中でもトップ2ヵ国に決勝トーナメント進出のチャンスがあったが、セルビアと合計セット獲得率で並んだものの合計ゲーム獲得率の差で及ばなかった。

 ラファエル・ナダル(スペイン)やカルロス・アルカラス(スペイン)らのトップ選手を欠いた中で奮闘した40歳のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)が悲しみに暮れるチームを代弁して語った。

「決勝トーナメントに進めなかったことは当然大きな失望だ。僕らは準々決勝に進むためにできる限りのことを尽くした。この大会のフォーマットでは自分のすべきことをしたとしても、その見返りを得られないことがある。それが今回起きたことだ」

「コロンビアに3勝0敗で勝利し、ロシアには1勝2敗で敗れた。この結果で勝ち進めないのは珍しいことだと思う。だからこそ失望が大きい。個人的にもシングルスで勝利してチームに1ポイントもたらすことができたのに…。最後のダブルスでも第1セットを取り、勝利にかなり近づいていた。でも十分ではなかった。言い訳はしたくない。どんなスポーツにも言い訳は通用しないから。このような形でデビスカップから敗退するのは本当につらい。でも結果は結果。僕らにはどうすることもできない」

「自分自身にもチーム全体のこともとても誇りに思っている。今大会はいろんなことが起きた。チームが万全でなくてもしっかり戦えることを証明できた。テニスの世界でこのように難しい環境、状況でプレーしたことは今後に向けて大きな力になるはずだ。忘れられない記憶になる」(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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