フェデラーがATPアワードのファン・フェイバリット賞シングルス部門に19年連続で選出
男子プロテニス協会(ATP)が木曜日に公式サイトを更新し、ATPアワードのファン・フェイバリット賞シングルス部門にロジャー・フェデラー(スイス)が19年連続で選ばれたと発表した。
ファンによるオンライン投票で選ばれるこの賞は2000年に始まったが、初年度のグスタボ・クエルテン(ブラジル)と2001年と02年のマラト・サフィン(ロシア)以降はフェデラーが独占している。
今シーズンのフェデラーは5大会に出場し、ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)で8強入りするなど9勝4敗の戦績を残した。
これに先立ちダブルス部門も発表され、ピエール ユーグ・エルベール/ニコラ・マウ(ともにフランス)が受賞した。
それ以外にももっとも上達した選手にアスラン・カラツェフ(ロシア)、カムバック選手賞にマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)、新人賞にジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)、最優秀コーチ賞はキャメロン・ノリー(イギリス)の飛躍をコーチとしてサポートしたファクンド・ルゴネス(アルゼンチン)が選ばれた。
またアーサー・アッシュ人道賞として2020年11月30日に非営利団体「High Impact Athletes(HIA)」を創設して年間獲得賞金額の10%以上を生涯に渡って効果的な慈善団体に寄付する活動を行っているマーカス・ダニエル(ニュージーランド)が、テニス競技に多大な貢献をしたテニスジャーナリストに贈られるロン・ブックマン・メディア・エクセレンス・アワードにはインドの日刊英字新聞『ザ・タイムズ・オブ・インディア』のテニス記者として活動するプラジワル・ヘグデ氏が選出された。
ATPランキング1位としてシーズンを終えた選手としてノバク・ジョコビッチ(セルビア)がピート・サンプラス(アメリカ)を抜いて史上最多記録となる7度目の年間最優秀プレーヤーに、ウインブルドンと東京オリンピックを含む9勝を挙げたニコラ・メクティッチ/マテ・パビッチ(ともにクロアチア)は最優秀ダブルスチームに輝いた。(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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