準優勝歴5回のアンディ・マレーがワイルドカードで3年ぶりにオーストラリアン・オープン出場へ
オーストラリアン・オープンで5度準優勝した実績を持つアンディ・マレー(イギリス)が木曜日、同大会本戦へのワイルドカード(主催者推薦枠)を受け取った。
マレーが最後にメルボルン・パークでプレーしたのは2019年のことで、深刻な腰のケガに苦しんでいた彼はその大会期間中の記者会見で涙を流しながら引退を示唆したが、そのあとキャリアを延長するために2度目の手術を受けた。
元世界ナンバーワンでグランドスラム大会を3度制した実績を持つマレーは前回もワイルドカードを得たが、メルボルンに向かうチャーター便に乗る数日前に新型コロナウイルス(COVID-19)の検査で陽性と判定されたため出場できなかった。
「アンディはそのファイティングスピリットと情熱、そしてテニスへの愛情で知られています。私は1月にメルボルンに戻ってくる彼を歓迎できることを非常に喜んでいます」とオーストラリアン・オープンの大会ディレクターを務めるクレイグ・タイリー氏はコメントした。
世界ランク134位のマレーは11月のストックホルム・オープンでヤニク・シナー(イタリア)に勝って8強入りしたあと、大会で優勝争いができるようになることについて非常に前向きな展望を口にしていた。彼はまた8月のUSオープン1回戦でステファノス・チチパス(ギリシャ)に敗れはしたが、世界3位の相手に5セットの戦いを強いてぎりぎりまで追い込んだ。
3年ぶりにオーストラリアン・オープンに戻ることについて、「本当にワクワクしている」と34歳のマレーは語った。
「僕はオーストラリアの驚くべき観客たちの前でプレーし、あそこで素晴らしい時間を過ごした。メルボルン・パークのコートにふたたび足を踏み入れる瞬間が待ちきれない」
2022年最初のグランドスラム大会となるオーストラリアン・オープンは、1月17日に開幕する予定になっている。(C)AP(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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