アンディ・マレーが友人ジョコビッチを心配「テニスにとっていいことではない」
オーストラリア・メルボルンの日刊紙『ジ・エイジ』など現地の新聞報道によれば、元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)は友人であるノバク・ジョコビッチ(セルビア)の状況を心配している。
「皆がこの状況にショックを受けている。言いたいことは2つある。まず第一に、ノバクが大丈夫であるよう願うということだ。彼のことはよく知っている。彼とは常にいい関係を保ってきた。2つ目は、これはテニスにとっていいことではないということだ。関与している誰にとってもいいことではない」とマレーコメントした。
ワクチン接種を推奨している選手の筆頭であるマレーはそれに関わるジョコビッチの状況については言及せず、ただ友人として彼の身を案じた。
「僕が今やりたいのは、起きたことについてすべての事実が明るみに出るのを待つことだ。毎日少しずつ新しいことがわかり、新情報を耳にしている。この一件についてコメントする前に、正確にどのような状況なのかを聞く必要がある。推測で何かを言うのはフェアではないと思うからね」とマレーは話した。
2010年を皮切りにオーストラリアン・オープン決勝に5度進出したマレーは、そのうち4度ジョコビッチに敗れていた。ともに1987年生まれで34歳のふたりは、ジュニア時代からしのぎを削り合ってきたよきライバル同士だ。
マレーはまた、ジョコビッチと直接話してはいないが「ATP(男子プロテニス協会)が彼と連絡を取り続けるようにしている」と言い添えた。
ラファエル・ナダル(スペイン)が「僕は医学に精通している人の意見を信じる。ワクチンが必要だというなら、ワクチンを接種しないといけない」と発言したことを受け、マレーは「この件について専門家の言葉に耳を傾けるという点では、僕も同じように感じている」と語った。
「データによれば、少なくともイギリスでは重症化して病院の集中治療室に担ぎ込まれてくるのはワクチンを接種していない人々だ。要は政治家や政府の言うことを聞くということではなく、感染症のことを熟知している医師や科学者の言うことに耳を傾けるということなんだよ」(テニスマガジン)
写真◎Getty Images
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