15歳ガウフがビーナスに勝利「私の使命は勝つこと」 [オーストラリアン・オープン]

月曜日にガウフは輝くような笑みを見せつつ、ソーシャルメディアに流れて世間を沸かせているセレナとのダンスのルーティンについて話した。
大好きなTik Tok(ティックトック)についての笑い、学業となると後回しにしてしまう傾向についての自責の念の話――彼女は結局のところ、まだ15歳なのだ。
しかしながら、非常に高いゴールを持った15歳でもある。
「私の使命は、もっとも偉大な選手になること。可能な限り多くのグランドスラム大会で勝つことが私のゴールよ」とガウフは語った。
「でも今のところは…」とガウフは言い添えた。「私の使命は、勝つこと」。
彼女のベストフレンドは、ダブルスパートナーでもある18歳のキャサリン・マクナリー(アメリカ)だ。予選を勝ち上がって本戦入りしたマクナリーはこの日、地元選手のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)を6-1 6-4で破った。
ガウフとビーナスはふたり合わせて42本だったウィナーよりも、ずっと多くのアンフォーストエラー(71本)をおかした。カギとなったのはビーナスが41本と、ガウフよりも11本多くのミスをおかしたことだろう。
もうひとつのカギは、かつてツアー最強のサーバーと恐れられたビーナスがこの日はこの部門で相手に出し抜かれたことだ。ガウフはセーブした1回を含めて2回しかブレークポイントに直面しなかっただけでなく、時速185kmのサービスでエースを奪ったり、あるいは完璧なコースに入れて好リターンを許さなかったり、リスクを恐れないスピードあるセカンドサービスを放ったりし、頻繁にもっとも重要な瞬間に求められているものを生み出した。
その間中、ガウフは重要なポイントを大きな声の「カモン!」とガッツポーズで祝うことを躊躇いはしなかった。
それ以外では、彼女は試合用の真剣な面持ちで、あまり感情を見せなかった。ガウフのコーチでもある父コリーから試合前に頬にキスを受けたあと、イヤホンをつけてコートに歩み入っていくときも同様だった。
ガウフは世界ランク67位で、元世界1位のビーナスは55位だ。ビーナスがグランドスラム大会の本戦でプレーするのは85回目であり、これはプロ化以降の時代における最多記録だが、それはまた彼女にとって2020年最初の試合でもあった。というのも彼女は腰の故障のため、1月の出だしにプレーできずにいたのだ。
これはガウフにとって、3回目のグランドスラム大会の本戦だった。しかし、彼女は間違いなく早咲きだ。
「彼女は明らかにそれを欲しているし、大いにハードワークを積んでおり、その年齢にしては非常に成熟している」とビーナスはガウフについて評価した。「彼女に限界などないわ」。
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