ジョコビッチ初練習の裏で、セルビアとオーストラリアの両国首相が緊急電話会談

ロッド・レーバー・アリーナでボールを打つノバク・ジョコビッチ(セルビア)(Getty Images)


 1月11日(火)の午後、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)がオーストラリアン・オープンの会場で初めて練習を行った。非公開で行われた練習でジョコビッチは、ベースラインの後方からストロークの感触を確かめ、コーチのフィードバックを受け、コートの脇でトレーナーとストレッチを行った。


ロッド・レーバー・アリーナでの練習を上空からヘリコプターが撮影する様子を見上げるバイダコーチ、ジョコビッチ、イバニセビッチコーチら(Getty Images)

 その直ぐあとに、大会運営側からシード順位が発表され、ジョコビッチは男子シングルスのトップシードとなっている。

 同日にはオーストラリア、セルビア両国の首相が電話会談を行った。オーストラリアのスコット・モリソン首相は同国の公正な出入国管理と、それが自国民を新型コロナウイルス(COVID-19)の感染拡大から守る重大な役割を果たしてきたことに対する理解を求めた。

 セルビアのアナ・ブルナビッチ首相はここまで練習を許可されなかったことを踏まえ、今後大会に向けての準備においてジョコビッチが万全の状態で練習して最高のコンディションを整えられることの重要性を特に強調したという。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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