前年準優勝のクレイチコバ/シニアコバがグランドスラム大会で4つ目のタイトルを獲得 [オーストラリアン・オープン]

写真は左からカテリーナ・シニアコバ(チェコ)、バーボラ・クレイチコバ(チェコ)、ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)、アンナ・ダニリナ(カザフスタン)(Getty Images)


 今年最初のグランドスラム大会「オーストラリアン・オープン」(オーストラリア・ビクトリア州メルボルン/本戦1月27~30日/ハードコート)の女子ダブルス決勝で、第1シードのバーボラ・クレイチコバ/カテリーナ・シニアコバ(ともにチェコ)がアンナ・ダニリナ(カザフスタン)/ベアトリス・アダッド マイア(ブラジル)を6-7(3) 6-4 6-4で倒して栄冠に輝いた。試合時間は2時間42分。

 同ペアは昨年の大会でも決勝に進出したが、エリース・メルテンス(ベルギー)/アーニャ・サバレンカ(ベラルーシ)に敗れて準優勝に終わっていた。

 クレイチコバ/シニアコバが四大大会でタイトルを獲得したのは、昨年のフレンチ・オープン(フランス・パリ/クレーコート)以来で通算4度目となる。2018年ウインブルドン(イギリス・ロンドン/グラスコート)も制しており、同ペアでの『生涯グランドスラム(キャリアを通じて4つのグランドスラムのすべてを制すること)』達成へUSオープン(アメリカ・ニューヨーク/ハードコート)を残すのみとなった。

 2021年シーズンのクレイチコバ/シニアコバは金メダルに輝いた東京オリンピックを含む14大会でプレーし、6月のロラン・ギャロスと11月のWTAファイナルズ(メキシコ・グアダラハラ/ハードコート)など5勝を挙げてWTA(女子テニス協会)の最優秀ダブルスチーム賞に選出された。

 今大会のクレイチコバ/シニアコバは1回戦でレスリー・パッティナマ ケルクホーフ(オランダ)/アリナ・ラディオノワ(オーストラリア)を6-0 6-2で、2回戦でモニク・アダムザック(オーストラリア)/ハン・シンユン(中国)を6-3 6-3で、3回戦でダニエル・コリンズ/デザレー・クラブチェク(ともにアメリカ)を6-4 6-4で、準々決勝で第9シードのキャロライン・ドラハイド(アメリカ)/ストーム・サンダース(オーストラリア)を6-2 7-6(3)で、準決勝では第3シードのベロニカ・クデルメトワ(ロシア)/メルテンスを6-2 6-3で破って決勝進出を決めていた。

 ダニリナ/アダッド マイアは今シーズンからペアを組み始め、デビュー戦だったシドニー(WTA500/ハードコート)でいきなり優勝を飾るとマッチ9連勝でグランドスラム決勝の舞台まで駆け上がっていた。(テニスマガジン)

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写真◎Getty Images

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