シナーが長年の恩師ピアッティ氏との協力関係を終了「彼の教えは永遠に僕のテニスの一部」
世界ランク10位で20歳のヤニク・シナー(イタリア)が自身のSNSを更新し、長年のコーチだったリカルド・ピアッティ氏と袂を分かつと発表した。ピアッティ氏はシナーが13歳のときから指導を受けてきた恩師で、2020年フレンチ・オープンと22年オーストラリアン・オープン準々決勝進出や2020年以降のATPツアー5勝などの実績を築いてきた。
「ともに過ごした多くの成功に満ちた年月のあと、僕のコーチングチームは別々の道に進むことを決めました。リカルド、ダリボル、クラウディオ、アンドレア、クリスチャン、ガイアに、僕のキャリアの出だしから今に至るまで僕のためにしてくれたすべてについて心からお礼を言いたいと思います。特にリカルドは僕に多くのことを教えてくれ、彼の教えは永遠に僕のテニスの一部であり続けるはずです。多くの特別な思い出が築かれ、僕は僕たちが一緒に過ごした時間を常に思い返すことでしょう」とシナーはSNSを通してコメントした。
イタリアの有名スポーツ専門新聞『ガゼッタ・デロ・スポルト』の報道によれば、彼の新しいコーチングチームの主要な存在の中にはマグナス・ノーマン(スウェーデン)がいる。
自身も選手として2000年にオーストラリアン・オープン準決勝とフレンチ・オープン決勝に進出した実績を持つノーマン氏はこれまでにロビン・ソダーリング(スウェーデン)、スタン・ワウリンカ(スイス)、ガエル・モンフィス(フランス)、グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)らのコーチを努めた経験があり、既に今年のオーストラリアン・オープンではピアッティ氏の許可を得てビデオ通話でシナーとの協力体制を始めていた。
同紙によれば元選手のシモーネ・バニョッツィ(イタリア)の存在も確認されている新チームは、次週に開催されるドバイの大会での本格始動に向けて現在準備を進めている。
写真◎Getty Images
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