荒川晴菜がITFツアーのシングルスで初優勝、日本人対決の決勝は森田あゆみが棄権し不戦勝に [W15モナスティル]

写真は女子シングルスで優勝を飾った荒川晴菜(アオヤマスポーツ)(写真提供◎荒川晴菜:アオヤマスポーツ所属)


 国際テニス連盟(ITF)の女子ツアー下部大会「マジック・ツアーズ」(ITFワールドテニスツアーW15/チュニジア・モナスティル/2月21~27日/賞金総額1万5000ドル/ハードコート)の女子シングルス決勝でノーシードから勝ち上がってきた森田あゆみ(安藤証券)が棄権したため、不戦勝で荒川晴菜(アオヤマスポーツ)の優勝が決まった。

 22歳の荒川がITFツアーのシングルスで決勝に進出したのは同地で開催された3週間前の大会以来で6度目だったが、初のタイトル獲得となった。

 今大会に第1シードで出場した荒川は1回戦で予選勝者のカトリーン・サール(エストニア)を6-0 6-1で、2回戦でワイルドカード(主催者推薦枠)のフランチェスカ・クルミ(マルタ)を6-3 6-7(5) 6-3で、準々決勝でエステル・メリ(スロバキア)を3-6 6-3 6-2で、準決勝では第4シードのユリア・ミッデンドルフ(ドイツ)を6-2 6-7(5) 6-2で破って決勝進出を決めていた。

 姉の荒川夏帆(吉田記念テニス研修センター)と組んで臨んだダブルスでも第1シードだった荒川は2試合を勝ち上がったが、準決勝でマーラ・グース/ミア・マック(ともにドイツ)に7-6(4) 6-7(4) [3-10]で敗れていた。(テニスマガジン)

※名前の左に付いている数字はドロー番号、[ ]数字はシード順位、WCはワイルドカード(主催者推薦枠)、Qは予選勝者、SEはスペシャル・イグザンプト、JRはITFジュニア枠

上位の試合結果

女子シングルス決勝

○1荒川晴菜(日本/アオヤマスポーツ)[1] 不戦勝 ●30森田あゆみ(日本/安藤証券)

女子シングルス準決勝

○1荒川晴菜(日本/アオヤマスポーツ)[1] 6-2 6-7(5) 6-2 ●9ユリア・ミッデンドルフ(ドイツ)[4]

○30森田あゆみ(日本/安藤証券)6-3 6-1 ●21ラドカ・ゼルニコバ(スロバキア)[SE]

女子シングルス準々決勝

○1荒川晴菜(日本/アオヤマスポーツ)[1] 3-6 6-3 6-2 ●7エステル・メリ(スロバキア)

○9ユリア・ミッデンドルフ(ドイツ)[4] 6-2 3-6 7-5 ●13アリアンナ・ズッキーニ(イタリア)[Q]

○21ラドカ・ゼルニコバ(スロバキア)[SE] 6-3 2-6 7-6(5) ●18伊藤あおい(日本/サリュートテニス専門学院)[Q]

○30森田あゆみ(日本/安藤証券)6-3 6-2 ●27クレービー・グヌエ(アメリカ)[JR]

女子ダブルス決勝

○14クレービー・グヌエ/ハンネ・バンデウィンケル(アメリカ/ベルギー)[WC] 6-1 6-2 ●8マーラ・グース/ミア・マック(ドイツ)

女子ダブルス準決勝

○8マーラ・グース/ミア・マック(ドイツ)6-7(4) 7-6(4) [10-3] ●1荒川晴菜/荒川夏帆(アオヤマスポーツ/吉田記念テニス研修センター)[1]

○14クレービー・グヌエ/ハンネ・バンデウィンケル(アメリカ/ベルギー)[WC] 6-2 6-3 ●12アナスタシア・スホティナ/エカテリーナ・ヴィシネフスカヤ(ロシア)[3]

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写真提供◎荒川晴菜:アオヤマスポーツ所属

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