ナダルがマッチ18連勝を継続、キリオスとの準々決勝へ [ATPインディアンウェルズ]

写真はラファエル・ナダル(スペイン)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス4回戦で、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第17シードのライリー・オペルカ(アメリカ)に7-6(3) 7-6(5)で競り勝ちベスト8に進出した。試合時間は2時間11分。

 第1セットを先取したナダルは第2セットで2-4とリードされたが、第8ゲームでブレークバックに成功するとふたたび突入したタイブレークを制してストレートで試合を終わらせた。

 キャリア最長となるシーズン開幕からの連勝を「18」に伸ばしたナダルは次のラウンドで、ワイルドカード(主催者推薦枠)で出場したニック・キリオス(オーストラリア)と対戦する。キリオスは注目の一戦のひとつだった同日の4回戦で第10シードのヤニク・シナー(イタリア)とプレーする予定だったが、シナーの棄権によって実現しなかった。

 大会は試合日の水曜日にツイッターを更新し、シナーが病気のため棄権したためキリオスが不戦勝で準々決勝に進出したこと、そのため次に予定されている試合の開始時間が繰り上げられることを発表した。

 シナーとのシングルス初対決を楽しみにしていたキリオスは試合に先立ち、「ヤニクはとんでもなく素晴らしい選手だ。彼はここ1年半、並外れていいプレーをしている。彼とはダブルスで一度対戦したことがあるけど、僕は彼がいかに楽々とボールを打っているかにショックを受けたよ。すべての若手選手の中で、僕のお気に入りは彼だね」と話していた。

 オペルカ以外の地元アメリカ勢は第20シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)が第29シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)との接戦を3-6 6-4 7-6(5)で制して4回戦を突破したが、第23シードのジョン・イズナー(アメリカ)とジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)は敗れた。

 ディフェンディング・チャンピオンで第12シードのキャメロン・ノリー(イギリス)がブルックスビーを6-2 6-4で退け、第33シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)はイズナーを6-3 7-6(6)で倒した。

 第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)は22歳で世界ランク61位のミオミル・キツマノビッチ(セルビア)に3-6 7-6(5) 4-6で敗れ、周囲を驚かせた。ベレッティーニは第3セット4-5からのサービスゲームでバックハンドスライスのネットミス、フォアハンドのフレームショット、フォアハンドのアウトと3ポイント連続でミスを犯して3つのマッチポイントを献上し、最後はフォアハンドの逆クロスをサイドアウトしてほぼ自滅する形で番狂わせをプレゼントしてしまった。

 そのほかの試合では第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)が第11シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)を7-6(5) 6-4で、第19シードのカルロス・アルカラス(スペイン)は第26シードのガエル・モンフィス(フランス)を7-5 6-1で下して8強が出揃った。

 準々決勝ではルブレフがディミトロフと、ノリーがアルカラスと、フリッツはキツマノビッチと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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