ベレッティーニ、ルブレフらがベスト16に進出 [ATPインディアンウェルズ]

写真はマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「BNPパリバ・オープン」(ATP1000/アメリカ・カリフォルニア州インディアンウェルズ/3月日10~20日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス3回戦で、第6シードのマッテオ・ベレッティーニ(イタリア)が第30シードのロイド・ハリス(南アフリカ)を6-4 7-5で倒してベスト16に進出した。試合時間は1時間32分。

 強力なサービスを武器とする選手同士による、拮抗した展開の試合だった。序盤のベレッティーニは折を見てネットに出ようとするハリスを相手に早いタイミングでボールをとらえるパワフルなグラウンドストロークで圧倒し、お互いにキープし合って迎えた4-4から最初のブレークポイントをものにしたあと次のゲームをキープで第1セットを締めくくった。

 第2セットで反撃に出たハリスは、第4ゲームでブレークに成功して5-2とリードした。しかしベレッティーニはレシーブゲームでのものも含む3つのセットポイントをすべてを凌いで巻き返し、最後の5ゲームを連取してストレートで決着をつけた。

「(4回戦に至れたことには)凄く大きな意味がある。ここのコンディションは好きなんだけど、何故か僕はこれまでここで自分のベストテニスをすることができていなかった。自分が今日のパフォーマンスには満足しているよ。ロイドは非常に厳しい相手だからね。4回戦に進めて本当にうれしいよ。僕は毎年向上している」とベレッティーニはオンコートインタビューで語った。

 ベレッティーニはATPツアーで5勝を挙げているが、ATPマスターズ1000の大会では2021年マドリッドで決勝に進出したのが最高成績で、まだ優勝経験はない。

 同大会に過去3度出場して本戦で1勝しか挙げたこととなかったベレッティーニは次のラウンドで、ボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)を7-6(3) 7-5で破って勝ち上がったミオミル・キツマノビッチ(セルビア)と対戦する。

 地元アメリカ勢は5人が3回戦に臨み、テイラー・フリッツ(アメリカ)とジョン・イズナー(アメリカ)が16強入りを決めた。第20シードのフリッツが予選勝者のジャウメ・ムナール(スペイン)に6-4 2-6 7-6(2)で競り勝ち、第23シードのイズナーは第14シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)を7-5 6-3で退けた。

 そのほかの試合では第7シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)、第11シードのホベルト・フルカチュ(ポーランド)、第29シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)、第33シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)が3回戦を突破した。

 4回戦ではルブレフがフルカチュと、フリッツがデミノーと、イズナーはディミトロフと顔を合わせる。

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写真◎Getty Images

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