マイアミ・オープンのドローが決定、2回戦でメドベージェフとマレーが対決する可能性も
ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月3日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の組み合わせ抽選が行われ、ドローがアメリカ時間の月曜日に発表された。
ワクチン未接種のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が現時点ではアメリカでの大会に出場できないため、第1シードは世界ランク2位のダニール・メドベージェフ(ロシア)で第2シードは同4位のアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)となっている。
早い段階の注目マッチとしては、2回戦で実現する可能性がある第5シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)とワイルドカード(主催者推薦枠)で出場するニック・キリオス(オーストラリア)の一戦がある。ルブレフは終わったばかりのインディアンウェルズでベスト4に進出し、マイアミで2度4強入りした実績を持つキリオスも同大会で準優勝を飾ったラファエル・ナダル(スペイン)に3セットの戦いを強いていた。
しかしキリオスはその前に、1回戦で中堅だがコンスタントに結果を残しているアドリアン・マナリノ(フランス)を倒さなければならない。
また同じくワイルドカードで出場する元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)は1回戦でまだ一度も勝ったがないフェデリコ・デルボニス(アルゼンチン)と対戦し、もしそこを勝ち抜けば2回戦でメドベージェフと対決することになる。
ケガでランキングを166位まで落としたが自己最高12位まで上がったことがあるボルナ・チョリッチ(クロアチア)はプロテクト・ランキング(ケガなどで長期休養を余儀なくされた選手への救済措置)で出場し、予選勝者のフェルナンド・ベルダスコ(スペイン)に対する初戦に勝つことができれば2回戦でズベレフが待っている。
今季初優勝を目指すステファノス・チチパス(ギリシャ)は第3シードでトップハーフ(ドローの上半分)に位置しており、シードが順調に勝ち上がれば3回戦の相手は第25シードのアレックス・デミノー(オーストラリア)となる。チチパスはロッテルダム決勝でフェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)に敗れてタイトルを逃していたが、今大会の準々決勝で彼との再戦が実現するかもしれない。
第7シードのオジェ アリアシムはその前に3回戦でセバスチャン・コルダ(アメリカ)と、そこを抜けると4回戦で第11シードのテイラー・フリッツ(アメリカ)と対決する可能性がある。
インディアンウェルズで活躍したがケガの影響が心配されているフリッツは今のところ出場を予定しており、1回戦をBYEで免除されたあと2回戦でボティック・ファン デ ザンツフープ(オランダ)と予選を勝ち上がってきたミカエル・ククシュキン(カザフスタン)の勝者と顔を合わせる。
写真◎Getty Images
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