再出発を期すズベレフが初戦に勝利「僕には試合に勝つ必要があった」 [マイアミ・オープン]

写真はアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月3日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が復調しつつあるボルナ・チョリッチ(クロアチア)の挑戦を6-4 3-6 6-3で退けた。

 シード勢は1回戦がBYEで免除されており、ズベレフはこの試合が初戦だった。2018年の同大会で準優勝を飾っていたズベレフは会場が現在の場所に移ってからは2年連続で初戦負けを喫していたため、これは彼にとってハードロック・スタジアムでの初勝利となった。

 世界ランク3位で今年を始めながらオーストラリアン・オープンは4回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)にストレート負けを喫し、インディアンウェルズでは初戦に当たる2回戦でトミー・ポール(アメリカ)に敗れていたズベレフは当然ながら今季の出だしに不満を示し、ここマイアミで「気分を一新し再出発を切りたい」と話していた。

 第2セットを落としたものの最終セットでは体勢を立て直し、序盤に競り合いながらも主導権を握って勝利を掴んだズベレフは、「再出発に向けた最初の一歩はいいものになったよ。僕には試合に勝つ必要があったからね。3セットで勝つ必要もあった。もちろんセットを先取したなら3セットまでもつれたくはないものだけど、それでも全体を通してうまくいったからよかったと思う」と試合後に話した。

「ボルナは僕にとって、非常に厳しい相手だ。第3セットでも出だしは非常に競っていたけど、僕は過去に競った局面で思いきっていかずに試合を落としていたから、今日はアグレッシブにいってそれがうまく機能したよ。試合内容には満足しているし、次の試合を楽しみにしている」

 チョリッチに対して負け越していたズベレフは、今日の勝利で対戦成績を3勝3敗のタイに持ち込んだ。

 ズベレフは3回戦で、第26シードのグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)を6-1 6-4で破って勝ち上がったマッケンジー・マクドナルド(アメリカ)と対戦する。

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写真◎Getty Images

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