自信に満ちたメドベージェフがマレーとの2回戦にストレート勝ち [マイアミ・オープン]

写真はダニール・メドベージェフ(ロシア)(Getty Images)


 ATPツアー公式戦の「マイアミ・オープン」(ATP1000/アメリカ・フロリダ州マイアミ/3月23日~4月3日/賞金総額955万4920ドル/ハードコート)の男子シングルス2回戦で、第1シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)がワイルドカード(主催者推薦枠)で出場した元世界ナンバーワンのアンディ・マレー(イギリス)を6-4 6-2で下してベスト32に進出した。

「素晴らしい試合だったと思う。最初のラウンドというのは、決して簡単ではないからね。たとえ1~2ヵ月ほど同じコートで練習していたとしても、公式戦で戦うというのは決して同じではないんだ」と試合後にメドベージェフはコメントした。

「だから相手に一度もブレークポイントを与えなかったことには満足している。僕は自分に上達の余地があると感じているけど、それでもこれは驚くべき選手に対する素晴らしい試合だったし、勝ち上がることができてうれしいよ」

 この日のメドベージェフは試合を通し、マレーよりアグレッシブに戦った。

 ふたたびマレーのコーチとなったイワン・レンドル(アメリカ)がボックス席から見守る中、マレーも時折いいショットで応戦したが、自信を持ってラリーをして一貫性のある堅固なプレーをしたメドベージェフはその上をいった。

「サービスがいい日は対戦相手がリターンの自由は持たないから、それは助けとなる。第2セットのスコアを見ると簡単だったように見えるかもしれないけど、出だしは非常に厳しかった。しかし対戦相手がエースを取られるかもしれないとわかっているとき、彼にとってリターンは容易ではなくなり、自分のサービスゲームでもプレッシャーを感じるようになる。競った試合ではそういうことがよく起こるんだ」とメドベージェフは話した。

「僕はチャンスがあるたびにそれを取りにいく。そして僕が自分のプレーをうれしく思った瞬間はたくさんあった」

 メドベージェフは3回戦で、第27シードのクリスチャン・ガリン(チリ)を7-6(2) 6-2で破って勝ち上がったペドロ・マルチネス(スペイン)と対戦する。そしてもしそこを勝ち抜ければ、第15シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と今売り出し中のジェンソン・ブルックスビー(アメリカ)の勝者と顔を合わせることになる。

 4月4日に更新されるATPランキングでメドベージェフが1位の座に返り咲くためには、このマイアミで最低でも準決勝に進出しなければならない。

 一方で悪くないプレーをしながらも敗れたマレーは既にクレーコートシーズンをスキップすると表明しており、これからグラスコートシーズンに向けて準備を始めることになる。

「彼(レンドル)が正しいプレーの仕方と適切な練習法について、明確さをもたらしてくれるはずだ。ここ18ヵ月というもの、適切なやり方で練習していると感じられなかった。それを数週間で修正するのは難しい。それが僕がいくつかのことを変え、ふたたびトッププレーヤーたちともっと張り合えるようになるためにより長い練習期間を取る理由のひとつでもあるんだよ」とマレーは説明した。

続きを読むには、部員登録が必要です。

部員登録(無料/メール登録)すると、部員限定記事が無制限でお読みいただけます。

いますぐ登録

写真◎Getty Images

Pick up

Related

Ranking of articles